北海道の名産品というと、乳製品と並んで、カニやイクラ、ウニ、シャケなど、海の幸を思い浮かべる人も多いと思います。

 その海鮮を使った北海道のソウルフードの一つ、「パンかま」をご存知でしょうか?

 パンを焼くカマドのこと? と思った方、違います。

その名の通り、魚のすり身=かまぼこをパン生地でくるりと巻いて油で揚げた、いわば“パン巻きかまぼこ”です。北海道ではお祭りやスーパーの惣菜コーナーでもおなじみの存在。

 食べたことがない人は味の想像がつきにくいかもしれませんが、おやつとしてはもちろん、忙しい時の食事からお酒のつまみにまで、とにかくどんなシチュエーションにも合うスナックなのです。

 今回は北海道・札幌発の総合食品メーカー、北武フーズの「パンかま」をお取り寄せ。改めてその魅力をご紹介していきたいと思います。

 ちなみに同社の「パンかま」は、ジャパン・フード・セレクションの食品・飲料部門でグランプリも受賞しており、審査員からは「北海道産の素材にこだわっている」「優しい甘みとサクサク食感のコラボが秀逸」などと高評価を得ている逸品です。

かまぼことパンのシンフォニー、サクふわで新感覚!

北海道のソウルフード「パンかま」をお取り寄せ。朝食にもビールのつまみにもピッタリなその味わいとは
「プレーン」「カレー」「カマンベールチーズ」「ホタテチーズ」「コーン」。80g×2本入り。賞味期限は冷凍で365日

 今回、お取り寄せしたのは、パンかまの「プレーン」「カレー」「カマンベールチーズ」「ホタテチーズ」「コーン」の5種類セット。冷凍状態で届きました。

 いずれも、北海道産の新鮮なスケソウタラのすり身を熟練の職人が石臼で丁寧に練り上げ、ふっくら蒸し揚げたかまぼこを、揚げても油を吸いにくい特注のパンで包んであります。

 さっそく解凍し、調理スタート。170℃の油で5分程度揚げる、という方法が最もスタンダードな方法ですが、実はトースターでこんがり焼き色がつくまでトーストするか、電子レンジで温めてもOK。トーストするとさっくり、チンするとしっとり仕上がります。

 いざ、油を熱した鍋の中にジュッと投入。

待つことしばし。見事にサックサクの「パンかま」が完成しました。

北海道のソウルフード「パンかま」をお取り寄せ。朝食にもビールのつまみにもピッタリなその味わいとは
170℃の油で5分ほど揚げると美味しそうなきつね色に

 真ん中からカットしてみると、中からかまぼこが顔をのぞかせます。かじってみると、サクサクのパンの香ばしさと、その後に待ち受けるムッチリとしたかまぼこの弾力と旨味がたまりません。パンとかまぼこがびっくりするほど合います。思わずビールをグビリ。もう最高!

 シンプルなプレーン味はもちろん、カレーやカマンベールチーズが封じ込められているものなど、味のバリエーションも楽しく、揚げてあるのに軽やかで、食べ飽きることがありません。

 おやつやお弁当の一品にも、お酒のアテにもぴったりな「パンかま」。あと一品欲しいとき、レンジかトースターで手軽に調理できるので、冷凍庫に常備しておけば、忙しい日も北の味覚がすぐに楽しめますよ。

パンかまと一緒に取り寄せたい「皇帝しゅうまい」

北海道のソウルフード「パンかま」をお取り寄せ。朝食にもビールのつまみにもピッタリなその味わいとは
「皇帝しゅうまい」。40g×10粒入り。冷凍で365日保存OK

 実は今回、北武フーズから取り寄せた商品がもう一つあります。それが「皇帝しゅうまい」。立派なネーミングに惹かれて購入したのですが、こちらも名前に負けない美味しさでした。

 シュウマイというと、一般的には豚肉がメイン食材ですが、この皇帝しゅうまいは、北海道産のもち豚をメインに、スケソウダラのすり身をつなぎに使っているのが特徴。同じく道産たまねぎの甘みと旨味も効いており、実にジューシーでこれまた旨し。レンジで温めるだけで素材の風味がしっかり感じられます。

 冷凍で365日と日持ちするのも嬉しいところ。毎日の食事にはもちろん、高級感もあるので、ギフトセットにもよさそうです。

北海道のソウルフード「パンかま」をお取り寄せ。朝食にもビールのつまみにもピッタリなその味わいとは
[食楽web]

 北海道の素材に本気で向き合い、冷凍でありながら「できたての美味しさ」を目指す北武フーズのこだわりが凝縮された逸品たち。ぜひ一度お試しあれ。

(撮影◎植野 淳)

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