京都に来たら堪能したいのが、京料理。でも料亭などの本格的なお店に行こうと思うとハードルもお値段も高そう。
しかも京都ではちょっと珍しくお魚メインのお店とのこと。美味しい魚料理に目がない筆者、ノリノリで食べに行ってきました。
堀川丸太町の『創作料理 魚河岸 やま久』へのアクセスは?

今回お邪魔したのは京都中京区の丸太町。観光のスポットとしては二条城の北東、京都御所の西というエリア、電車の駅からは微妙に遠いのでバスでのアクセスが便利です。最寄りの停留所となる「堀川丸太町」の停留所を下車して西へ歩くこと1~2分、お目当てのお店『創作料理 魚河岸 やま久』に辿り着きました。
店内に入ってみるとオシャレな定食屋さんという雰囲気。人気の京料理のお店ということで少し緊張しましたが、気軽に入れるお店です。
こちらのお店、お魚を推しているということでメニューを見ても魚尽くし。ハモの定食などあって何を食べるか迷いますが、ここはやっぱり、お造り定食を注文したいと思います。
鮮度抜群、ボリューム満点! 「やま久のお造り定食」を味わう

しばらくしてドドーンと運ばれてきたのが、こちら。京都のど真ん中で味わうお造りの定食はお上品な感じなのかと思ったら、その予想の遥か斜め上のボリューム! まさにドドーンと言いたくなるラインナップ。

お店の人の説明によると、お刺身のラインナップは、ハモ、カツオ、イカ、タコ、キビナゴ、タイ、マグロ、ホタテ、甘えび。
これだけ多いと何から食べるか迷いますが、この盛り合わせの中である意味、特徴的なのが盛り付け中央のキビナゴ。

銀色に輝く身に青いラインが美しい魚で、食べてみると小さいながらフワッとした不思議な食感で、旨みのある身質の魚となっています。

ほかには旨味の塊のようなホタテ、はじけるような弾力のあるタコ、鮮度がよくてブリンブリンのタイなど、とにかく旨味と鮮度と触感の大行進状態!
またお刺身の裏に隠しアイテムのように生麩や卵焼きがあって、上品な遊び心が満載。さすがは京料理という風情。

小鉢料理も豪華。とうもろこしの寄せ揚げに、オクラとレンコンのフライなど、揚げ物はボリューミーながら季節感もバッチリ。お椀もかなり大振りにカットされた豪快なアラ汁となっていて大満足です。
お刺身の付け合わせで異彩を放っていたのが、あおさのり。磯の香を凝縮したような一品で、お刺身に添えたりアラ汁に入れたり、ごはんにそのまま乗っけたり、どうやっても美味しい名脇役となっていました。

いろいろと食べる物が多彩なやま久のお刺身定食。当然のようにお米が足りなくなってきたので、おかわりさせていただきました。
最終盤まで残してあった甘えびは、甘辛いタレに漬け込んだ沖漬け状態でビックリ。最初から最後まで驚かされる構成で、飽きさせない工夫が随所に散りばめられた定食でした。
京都旅行で美味しいお魚料理を食べたいと考えている人に、ぜひ立ち寄ってもらいたいお店です。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
魚河岸 やま久
住:京都府京都市中京区丸太町30-1
TEL:075-606-5057
営:11:30~14:00、17:30~22:30 ※月曜はランチ営業なし
休:日曜
https://yamahisa-kyoto.com/
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住。複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!『食楽web』では関西グルメ情報を中心に紹介しています。