●自動車の部品メーカーが挑んだ“紙”素材のサスティナブルなテーブルウェアブランド『Nogakel』のカトラリー。普段の食卓やアウトドアシーンにピタリとハマる理由とは?

 岐阜県美濃市、和紙の産地として知られるこの地で、プラスチック射出成形を手がけてきた「古田化成」が立ち上げたサスティナブルブランド『Nogakel(ノガケル)』があります。

 もともとは自動車部品などの樹脂成形を得意とするメーカーで、プラスチックという素材をより進化させたいという思いから生まれたのが、このカトラリーです。

【暮らしの名品】ピクニックに連れてって。軽くて可愛い、サスティナブルなカトラリー『Nogakel』
「Nogakel Spoon&Fork」各550円

 素材には、木質パルプ由来のセルロースファイバーを約50%以上混ぜ込んだ複合樹脂が採用されていて、持ってみると紙の温もりを感じさせる肌ざわりが魅力です。

 樹脂の強度と耐水性を併せ持ち、製品分類上は紙製品として扱われる場合があるので、廃棄時は可燃ごみとして処理できるのも特徴的です。

アースカラーの優しい色味

【暮らしの名品】ピクニックに連れてって。軽くて可愛い、サスティナブルなカトラリー『Nogakel』
繰り返し使えて、食洗機にも対応する耐久性を併せ持ちます

 デザイン面にもこだわりを随所に感じられます。まずは、色味。自然をモチーフにしたアースカラーで展開していて、山桜、紫陽花、公孫樹などの和名カラーが付けられています。柔らかでやさしい風合いなので、どんな料理にも映えます。

【暮らしの名品】ピクニックに連れてって。軽くて可愛い、サスティナブルなカトラリー『Nogakel』
淡いマーブル調の質感で、プラスチックよりも温もりを感じさせるデザインです [食楽web]

 軽量で持ち運びやすく、子どもから大人まで扱いやすいのもポイント。口あたりもなめらか。日々の食事シーンからキャンプ、ピクニックまで幅広く活躍してくれますよ。

自然の中で食を楽しむ時間を

【暮らしの名品】ピクニックに連れてって。軽くて可愛い、サスティナブルなカトラリー『Nogakel』
重なる姿も美しく

 ブランド名の由来は、日本古来の風習「野掛け」から。春や秋にお弁当を持ち、野山で食事を楽しむピクニックのことで、自然の中で食を楽しむ時間をもっと豊かに彩りたいという想いがブランドの根底にあります。

【暮らしの名品】ピクニックに連れてって。軽くて可愛い、サスティナブルなカトラリー『Nogakel』
ゴムや布などのカトラリーケースで持ち運ぶのがおすすめ

 このカトラリーに出会ってから、お弁当を作って出かけたい、そんな気持ちを起こさせてくれます。

環境への配慮と利便性の両方を満たしながら、日々の暮らしにそっと寄り添ってくれる素敵な品です。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

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【暮らしの名品】ピクニックに連れてって。軽くて可愛い、サスティナブルなカトラリー『Nogakel』

Nogakel
https://www.nogakel.com/

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