●京都の今宮神社参道に佇む、歴史ある甘味処。何度も訪れたくなる、絶品の「あぶり餅」をご紹介します。
京都といえば、みなさん何を思い浮かべますか? 神社仏閣、町家、和菓子、和装、歴史ある街並み……など、でしょうか。
清水寺や金閣寺など人気の観光スポットも素敵ですが、実は中心地から少しだけ離れたところに、京都のいいところがぎゅっと詰まった穴場があるんです。
何度でも訪れたくなる『あぶり餅 本家 根元 かざりや』
京都市営バス46号系統「今宮神社前」から歩いてすぐ。今宮神社の鳥居をくぐって参道に入ります。風情ある参道はたびたび映画のロケ地となり、今年大ヒットした「国宝」のワンシーンにも登場しました。
神社に向かって参道を進むと、2軒の甘味処が向かい合って佇んでいます。『一文字屋 和輔(通称:一和・いちわ)』と『あぶり餅 本家 根元 かざりや』です。
「一和」さんは平安時代から、「かざりや」さんは江戸時代からそれぞれ続く老舗。どちらも「あぶり餅」が名物の、歴史を超えて愛される甘味処です。
今回ご紹介するのは、神社向かって左側にある『かざりや』さんです。
歴史を感じさせる店構え、女将さんたちが軒下で餅を炙る姿、炭火と餅の芳ばしい香り。たとえ食後でお腹がいっぱいでも、ついつい足を止めてしまいます。
店頭で人数を伝えると、お部屋に案内してもらえます。
縁側でほっこり、絶品「あぶり餅」を堪能
さて、できたてのあぶり餅がやってきました。竹串に刺さった親指サイズの餅にきな粉をまぶし、炭火で香ばしく炙り、白味噌だれをたっぷり絡めてあります。写真撮影もそこそこに、温かいうちにいただきます。
お餅はもっちり食感。カリッとしたおこげが香ばしく、白味噌の甘味が引き立ちます。初めて食べるのにどこか懐かしいような、滋味深い味わい。1人前10本ですが、あっという間に食べ終えてしまいました。
「一和」さんとの食べ比べも楽しい
ちなみに、お向かいの「一和」さんのあぶり餅は、少し小ぶりで、より香ばしく、あっさりしていていくらでも食べられる印象。個人的には『かざりや』さんの絶妙な甘じょっぱさが好みですが、どちらも長年愛されているのが納得の逸品です。初回はぜひ、食べ比べをしてみてください。
できたてをその場で食べるのが一番ですが、お持ち帰りもできます。
ふと思い出してはまた立ち寄りたくなる、 歴史を超えて愛されるお店。京都の風情とともに、炙りたてのお餅はいかがですか?
●SHOP INFO
あぶり餅 本家 根元 かざりや
住:京都府京都市北区紫野今宮町96
TEL:075-491-9402
営:10:00~17:00
休:水曜(1日・15日・祝日の場合は営業で翌日休)
●著者プロフィール
あゆまろ
3級フードアナリスト。地方創生食文化大使。福岡県久留米市出身。大学進学とともに京都へ移住。卒業後は大阪にてIT職→食品メーカーで商品開発に従事。出産を機に再び京都へ。京都のほっこりあたたかい雰囲気と、美味しいものが大好き。京都グルメを中心に発信中。
@ ayumaro_kyoto









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