埼玉・川口駅周辺も、今や昔ながらの個人商店は少なくなり、多くがチェーン店に様変わりしました。しかしそんな中、駅の真ん前のデッキ(3階)および1階に堂々と店を構える、地元ならではの名店があります。
昭和28年(1953年)創業、今年で創業73年目を迎える老舗です。
看板メニューの「太郎焼」は地元のソウルフード的甘味として愛され続け、「川口市民で知らない人はいない」と言われるほど。
メニューは「太郎焼」を筆頭に、「あんバターパン」「たい焼」「おしるこ」「天津甘栗」などが並びます。今回は、この「太郎焼」と「あんバターパン」をテイクアウトし、実食レビューします。
『太郎焼本舗』を訪れた際も、次から次へとお客さんがやってきます。その流れは非常にスムーズ。券売機には「1個」「3個」など個数ごとのボタンがあり、初めての人でも迷わず購入できます。
物価高騰が続く昨今、1個190円という買いやすい価格をキープしてくれているのは、実に嬉しいところです。今回は自分用と、この後会う予定だった友人の手土産用に、「太郎焼」と「あんバターパン」を3個ずつ購入しました。
「今川焼」とは似て非なる味と技に感動
仕事場に戻り、さっそく包みを開けます。お目見えした「太郎焼」は、一見すると今川焼のようですが、その厚みは一般的なそれとは明らかに異なり、手に持った時の重量感も全く違います。一口かじってみると……衝撃が走りました。
「これ、めちゃくちゃ美味しいぞ!」
味の決め手は、なんといっても「あんこ」です。小豆の風味を最大限に活かした味付けは、全くしつこさがなく、自然な甘みが口いっぱいに広がります。ずっしりとした重量感がありながら、ペロリと食べられてしまう贅沢な味わいです。
そして、このあんこを包み込む生地も秀逸。小麦の風味と優しい甘みを持ち、ふんわりとした食感です。それでいて、生地の限界ギリギリまであんこが詰まっている。この重さに耐えられるよう綿密に計算された生地の設計と、それを形にする繊細な焼きの技。老舗のプライドを感じる逸品です。
「あんバターパン」も絶品
続いては「あんバターパン」。こちらも「太郎焼」同様、持った瞬間にその重さに驚かされます。パンの中にこれでもかと詰め込まれたあんと、そこに加わるバターの背徳感あるコク。
あんこ自体に余計な甘さがないため、バターの塩気と合わさることで小豆の旨みがさらに引き立ちます。
友人に渡した際も「これ、あんこが全然重くなくて本当に美味しいね!」と大絶賛。地元の人はもちろん、川口を訪れた際には必ず立ち寄ってほしい、まさに「老舗の味」でした。
(取材・文◎松田義人(deco))
●SHOP INFO
太郎焼本舗
住:埼玉県川口市栄町3-7-1
TEL:048-222-5262
営:10:00~20:00
休:無休(元日を除く)









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