ミネストローネで二日酔いもむくみもすっきり改善!

 キンキンに冷えたビールが美味しい季節になりました。つい、仕事終わりの頑張った自分へのご褒美に、ゴクゴクと一気飲み…なんていう方も多いのではないでしょうか。けれど、梅雨、そして夏へ向けて気温も上がり、湿気が多くなってくるこの季節は、胃の働きが弱くなっています。

そこに、冷たい飲み物が突然流れ込んでくると、体に大きな負担がかかってきてしまうんです。

 加えて梅雨は、体も重く、なんとなく不調を感じる方も多いはず。それはこの時期、体がジメジメとした湿気から水分を溜め込みやすくなってしまうから。湿度や気温の変化が大きいと、知らず知らずのうちに体にストレスがかかり、胃腸まで弱ってしまうのです。

むくみ顔予防&二日酔い対策にも! 簡単「デトックス・ミネストローネ」レシピ

 せっかくの楽しいお酒の席で、体調不良にならないためにも、これからの時期、食事で意識したいのは、利尿作用の高い食材を積極的にとり入れて、体内の水分を上手に排出することと、弱った胃腸の働きを高める食材をとることです。

 日々の食事でそんな利尿作用を意識するなんて難しそう…と思うかもしれませんが、誰もが好きな『ミネストローネ』に、ちょっとしたひと手間を加えるだけで、この時期の不調を解消できるんです。今回は、体にやさしく、また二日酔い解消も期待できる簡単・美味しいデトックススープレシピをご紹介します。

「デトックスミネストローネ」のレシピ

材料(2人分)

・じゃがいも……1個
・玉ねぎ……1/4個
・コーン缶……40g
・茹で枝豆(可食部)……40g
・カットトマト缶……1缶
・オリーブオイル……大さじ1
・にんにく……1かけ
・洋風スープの素(固形)……1個
・塩……適量
・胡椒……適量
・ハトムギ……適量

<トッピング> 
・パセリ(お好みで)……適量

作り方

1.ハトムギは水洗いし、一晩水につけておく。

2.鍋に水気をきったハトムギを鍋に入れ、たっぷり水を加え火にかけ、沸騰したら、火を弱め15分程茹でる。

3.水気を切り粗熱がとれたら、保存容器に入れて保存する。

4.じゃがいも、玉ねぎは皮をむき、1cm角に切る。にんにくはみじん切りにする。

枝豆は鞘から出しておく。

5.鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったら中火にしてじゃがいも、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めたらコーン、枝豆、トマト缶を加えて木べらで炒め合わせる。

6.水300mlと洋風スープの素を加え、一煮立ちさせたら蓋をして、中火で10分程度加熱したら塩胡椒で味を整える。

7.器に盛り、ゆでたハトムギとお好みでパセリをトッピングする。

むくみ顔予防&二日酔い対策にも! 簡単「デトックス・ミネストローネ」レシピ

 ミネストローネに欠かせないトマトには、体の中の水分を輩出してくれる作用が。トッピングに使用するハトムギにも高い利尿作用があり、むくみの改善や食欲不振の改善につながります。また枝豆やとうもろこしにも利尿作用があり、さらに枝豆はアルコールの分解を促進する作用があるため、二日酔いにはもってこい。ビールのおつまみとして定番の枝豆は、実は一緒に食べることはとても理にかなっているんです。

 なかなか料理をする時間がないという人は、コンビニで手に入る茹でた枝豆や缶詰のコーンを活用してもOK。そこに胃腸の調子を整えてくれるじゃがいもを加えれば、この時期最強のデトックススープのできがあがりです。

・・・・・・・

 食欲がないときには、冷製スープとして楽しむのも◎。たくさん作って保存しておけば、二日酔いで気分が優れない翌日の朝にも手軽に摂り入れることができますよ。

 馴染みの食材で手軽につくれる作り置き可能なスープ。様々なシーンで楽しんでみてください。

●著者プロフィール

西岡麻央

料理研究家。国際中医薬膳師。食材の持つ効能を活かし、健康と美容を意識した料理教室「BLISS IN THE KITCHEN」を主宰。パワーサラダ専門店HIGH FIVE SALADレシピ監修の他、大手食品メーカーのレシピ開発など精力的に活動中。
https://www.instagram.com/maotomat/?hl=ja

編集部おすすめ