今日も行列、待ってでも食べたいステーキ

 今日は肉を喰らう! そう決めたら向かうべき店、『ステーキハウスリベラ目黒店』。場所は目黒通り沿い。最寄駅の学芸大学駅からは徒歩10分以上とアクセス良好ではないにもかかわらず、毎日のように行列のできる大人気のステーキハウスです。

約450g! プロレスファンの聖地『ステーキハウスリベラ』で1ポンドステーキを食べてきた

 オープンは夕方5時。目黒通りの名物とも言える行列です。店前には、テレビでもおなじみのあの企画「ジャンボステーキを3枚食べると1万円」の看板が。ジャンボステーキは一枚500g、合計1.5kgの大ボリューム。制限時間は30分、これまでに、もえのあずきさんやギャル曽根さんらが挑戦して完食しています。胃袋に自信のある人は、ぜひチャレンジしてみてください。

約450g! プロレスファンの聖地『ステーキハウスリベラ』で1ポンドステーキを食べてきた

 店内には来店したレスラーの写真とサインが壁一面に飾られています。ちょっとウエスタンな店内は、「これから肉を喰らうぞ!」という雰囲気を高めてくれます。そう、この店のステーキは「食べる」というよりも「喰らいつく」、もっと言うなら「おみまいされる」といった表現がぴったりのワイルドステーキなのです。

『ステーキハウスリベラ』のメインメニューは、脂身が美味しい「1ポンドステーキ」と「1/2ステーキ」、やわらかなヒレは「ヒレステーキ」とムエタイスタイルの初代K-1王者の名前がついた「バダハリステーキ」です。もっと食べたいなら、1.5ポンドの「曙ステーキ」もあります。

予想より遥かに大きい1ポンドステーキ

約450g! プロレスファンの聖地『ステーキハウスリベラ』で1ポンドステーキを食べてきた

 ここは名物の「1ポンドステーキ」をオーダー。

1ポンドというとすごい量なのでは? と確認すると1ポンドは約450g。いつも食べるステーキの2倍の量はあるものの、450gならなんとかなるかと待っていると、予想を遥かに越えるビッグサイズのステーキが登場。やっぱり1ポンドは大迫力です。鉄板も普通のステーキ屋さんよりもひと回り大きい感覚。ジュージューと肉の焼ける音が凄まじいなか、まずはそのままいただきます。

 肉は赤身で適度に歯ごたえを残しながらもやわらく、シンプルに塩とたっぷりのニンニクで味付けされています。もう旨い! のひとこと。パンチのあるその味は、まさにステーキの王道。堂々たる風格すら感じます。

約450g! プロレスファンの聖地『ステーキハウスリベラ』で1ポンドステーキを食べてきた

 お次は、お店のオリジナルソースをかけていただきます。玉ねぎをたっぷり使った、醤油ベースのオリジナルソースは、スパイスの風味が肉の味をより引き立ててくれます。

約450g! プロレスファンの聖地『ステーキハウスリベラ』で1ポンドステーキを食べてきた

 肉は、表面をしっかり焼いて旨みを閉じ込めたレアタイプ。

オーダー時に焼き方は聞かれません。この肉にはこの焼き方! というのがきっとあるのでしょう。ちょうどいい焼き加減で提供してくれます。しかし何しろ1ポンド。食べても食べてもまだ肉がある、といった感じですが、がっつり食べたい人には本当におすすめです。

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 オープンして約30年。目黒の人気店は、今や日本全国から訪れる観光スポットとも言えるステーキ店になっています。こちらのステーキは、霜降りの柔らかなステーキとは対極で、荒々しいまでのワイルドなステーキ。でも肉が食べたいとなったら真っ先に浮かんでくるのがこの店なのです。

 店内に入るとステーキの香りがいっぱいに広がり、間違いなく服にも匂いがつきます。ステーキにもたっぷりにんにくを使っているので、その後の予定に影響が出る可能性大。しかし、そんな細かいことを全く気にせずに、今日は肉を喰らうと決めたら、必ず満足できる店だと自信を持って言えるステーキ店です。

●SHOP INFO

約450g! プロレスファンの聖地『ステーキハウスリベラ』で1ポンドステーキを食べてきた

店名:ステーキハウス リベラ 目黒店

住:東京都目黒区下目黒6-17-20
TEL:03-3793-9955
営:17:00-24:00(L.O.23:30)
休:月曜

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●著者プロフィール

矢巻美穂

国内、海外の旅行雑誌を中心に活動するカメラマン。趣味は温泉めぐりと食べ歩き。座右の銘は「美味しいものは産地で食べるに限る」。旬の美味しいものをその産地で食べることに興味津々。著書に「トレッキングとポップな街歩き ネパールへ」「とっておき! 南台湾旅事情故事」がある。

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