世界トップレベルを目指してパフォーマンスを磨く。これ、東京オリンピックを控えた、私たち体育会系大学生が目指していること。
それは2018年2月に原宿にオープンした『GOMAYA KUKI(ごまやくき)』。すでにテレビなどで紹介されているらしいのですが、テレビを見る暇がなく練習に励む私たちは近くにあるのに知りませんでした。
調べてみると、明治19(1886)年創業のごま総合メーカー「九鬼産業」の伝統あるごまを使用し、世界一濃厚を目指した超濃厚「ごまアイス」を出す店でした。1カップのアイスにごま約9,000粒使用し、さらに香り高いごま油と入りごまをかけて味わうという、まさにごまづくし! そんな新しいごまのアイスの食べ方を提案する店に行き、どんなにゴマゴマしいかを体験してみようということに。

いざ注文&実食!
場所は原宿のど真ん中にあり、外国人観光客や女子大生で賑わっていました。
メニューは、テイクアウトメニューとカウンターメニュー、ドリンク類に分かれていて、私たちの目当てであるテイクアウトメニューは、大別すると黒ごまアイス3種類、白ごまアイス3種類、ごまアイスの天ぷらです。
ちなみに店内のカウンターメニューには、ぜんざい、パフェ、揚げパンの間にアイスが挟まっているメニューなどがありました。
アイスの注文は、1カップ2種類のチョイスがマスト。 私たちは初訪問なので、まずは看板メニューの世界一濃い黒ごまアイス「くろ 超特濃」とごま塩を練りこんだ「ごま塩」、さらに白ごまの「しろ 特濃」と、世界一濃い「しろ 超特濃」の2カップ、計1,000円を注文しました。支払いつつ、ふと思い出しました。

さて、注文の品が登場。ここでは、アイスにごまを自由にトッピングできます。さらに面白いのは、ごま油をかけるトッピングできることです。アイスにごま油って、想像できませんよね。

まずは「くろ 超特濃」から。“世界一濃い”というだけあって食感はねっとりしています。一口食べた瞬間に思わず「濃い!」と声に出してしまうほど。ごま油も少々かけましたが、油のくどさはなく、甘さも控えめであっさりとしていて、どんどん食べることができます。このごまやごま油は、かなり高級品なのでしょう。家で使っているごま油とはぜんぜん違う気がします。
また、「ごま塩」の方は、ねっとりではなく、さっぱりしたジェラートのような食感。

「しろ 特濃」は一見、バニラアイスのようですが、白ごまの皮がアイスに入っていて、皮の粒々が見えます。そして、こちらも濃厚ですが、黒胡麻よりクセがない白胡麻なので、スッキリと食べることができます。
そしてもう一つの世界一濃いごまアイス「しろ 超特濃」はスプーンですくおうとした瞬間、一口分が取れないほどのねっとり重たい感じ。例えるとすると、粘土のような感じでしょうか。

4つを食べてみて驚いたのは、「くろ」も「しろ」も同じごまのアイスですが、味がまったく違うし、特濃と超特濃という濃さの違いで、びっくりするほど食感が違うんです。
そこで、白ごまと黒ごまの違いについて調べてみると、白ごまは黒ごまよりも脂質が多く、黒ごまの黒い皮の部分は、ブルーベリーと同じ、アントシアニンというポリフェノール色素で、クセが白ごまより強いとのこと。
ともあれ、ごまって小粒のくせにすごい威力です。香りといい、旨みの濃厚さといい、インパクトが大きい。良質な脂質やタンパク質、さらにミネラルも豊富らしく、ごまを食べると肌がきれいになるといいます。また、私たちのような激しい運動する人の栄養としてもバッチリだそうです。これならアイス嫌いな母にも教えてあげられそう。
というわけで、次回は、練習後にごまアイスの天ぷらやぜんざいなどを食べに行くつもりです。
●SHOP INFO

店名:GOMAYA KUKI(ごまや くき)
住:東京都渋谷区神宮前4丁目26-22 原宿Hビル1F
TEL:08079618516
営:11:00~19:00(カウンターメニュー、ドリンクメニューは18時30分ラストオーダー)
休:なし
●著者プロフィール
kiki
東京渋谷区に通う体育会系女子大生。ちなみに世界タイトルで金メダルをとった経験がある本格的なアスリート。激しい運動が多いため、毎日のスイーツは唯一の安らぎ。ちなみに体脂肪は11%