梅雨入りを迎え、じっとり蒸し暑い日が多くなりました。毎年、梅雨~梅雨明けにかけて話題に上り始めるのが「熱中症」のニュースです。
そこで、熱中症予防のポイントを、せんぽ東京高輪病院・名誉栄養管理室長で、管理栄養士の足立香代子先生に聞いてみました。先生によると、“水分”と“ミネラル”の補給が不可欠なんだそうです。
「最近、『熱中症予防には塩(ナトリウム)』ということは知られるようになってきましたが、実はそれだけでは不十分。本当に必要なのは、『糖・塩(ナトリウム)・カリウム・マグネシウム・カルシウム』の5つの栄養素です。この5つがすべて含まれているのが点滴。水分と同時にこれらを補給することで、体のシステムが正常に働くようになります。ですから、熱中症にならないためには普段から、この5つをバランスよく摂ることが大切です」(足立先生・以下同)
点滴と同じ成分を含むのが、最近ドラッグストアなどで見かける経口補水液。でも、実は経口補水液と同じくらいバランスよくミネラルを含む食品があるとのこと。それこそが、キウイフルーツなんだそうです。
「ジューシーなキウイフルーツには、水分はもちろん、適度な糖、カリウム、マグネシウム、カルシウムがバランスよく含まれています。
そこで今回は、熱中症予防に効果的で、家で簡単に作れる「ソルティキウイ」の作り方をご紹介します。
「ソルティキウイ」の作り方

材料(1人分)
・グリーンキウイ……1個
・塩……0.5g
・ガムシロップ……1ポーション(※はちみつでもOK)
・炭酸水………100cc(※水でもOK)
・ミント………お好みで
作り方
1.皮をむいたグリーンキウイをカットしてスライドジッパータイプの袋に入れ、グリーンキウイの実をすり潰すように手で揉む

2.塩、ガムシロップを入れてさらにもみこみ

3.袋からグラスに移し炭酸水を注いで、軽く混ぜる
4.お好みで、ミントなどのハーブを加えるとさっぱりいただけます
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手軽に水分とミネラルを摂取できるキウイフルーツで、この夏は美味しく熱中症対策をしてみませんか。