広島といえば牡蠣のイメージが強いですが、実は牡蠣以外の海産物もいろいろあるのをご存知ですか? 地元の人でもなかなか食べることのない高級魚をはじめ、広島ブランドの魚なども登場しています。
今回は、広島のアンテナショップ「ひろしまブランドショップTAU」で6月末に開催された「瀬戸内ひろしま おまかせ握り」が食べられるイベントに参加し、広島の旬の魚介の魅力を存分に堪能してきました。
寿司職人にとっても広島の魚は珍しい存在
今回のイベントで寿司を握ってくれたのは、「四ツ谷 後楽寿司 やす秀」の二代目・綿貫安秀さん。綿貫さん自身、TAUの寿司イベントで初めて広島の魚を使って寿司を握ったそうです。

「市場で広島の牡蠣はよく見かけるものの、それ以外の海鮮のイメージはなかった」と綿貫さんが言うほど、県外で広島の魚を知る人は少ないですが、瀬戸内海は天然の岩礁や瀬に恵まれており、そこに多種多様な魚が育つそうです。
こだわりの魚を使った寿司はあっさり美味
今回、赤酢のきいたシャリを使った江戸前寿司のネタには、広島の旬の魚を使用しています。ラインナップは「キジハタ(あこう)」「広島サーモン」「イシダイ」「ヒラメ」「カマス」「モンゴウイカ」「アナゴ」の7種類。

全体的に「脂がたっぷりのった魚」というよりは、「バランスよく味が整っている魚」といった印象です。江戸前寿司のようにネタにひと手間を加える場合、脂がのっている=おいしいというわけでもなく、魚自体の旨みがしっかり感じられました。







イベントでは広島の日本酒も用意されており、やはり地元の食材との相性はバッチリ。気になった日本酒はTAU店内で購入することも可能です。

今回の寿司イベントは今後も定期的に開催していきたいとのこと。お寿司はこういったイベントでしか食べられませんが、広島から直送された魚介はTAUで販売されています。広島の魚が気になる人はぜひ一度足を運んでみてください。
(取材・文◎今西絢美)
●DATA
ひろしまブランドショップTAU
https://www.tau-hiroshima.jp/