撮影現場をはじめイベントなどのときに贈るものといえば、“差し入れ”。喜ばれる条件は「みんなのテンションが上がる食べ物」。
お弁当1個で1900円~とお高めですが、これを差し入れると、みんなのテンションが一気に上がるため、芸能界の一部では共同作業が成功する「縁起弁当」とも言われているんです。

その理由は2つ。東京・五反田にある本店『ミート矢澤』(五反田)は常に行列をなす大人気店で、プレミアム感があること、そして大丸東京店のB1「ほっぺタウン」にあるテイクアウト専門店は、デパ地下で最も売れるお弁当ランキング第1位を獲得するほど美味しい、ということです。
さらに『ミート矢澤』総料理長の福島亮さんによると、こちらのお弁当、実は常に電話注文が殺到しているんだそうです。舞台や映画、ドラマ撮影などのロケ弁、企業のミーティングランチ、お祭りやイベントの仕出しなどなど。多いときは1イベントで700個余りの注文が入るそうです。

そんな大人気のお弁当が買える路面店が恵比寿に誕生しました。ここは、『ミート矢澤』および系列店の『ブラッカウズ』のハンバーガーの出来立てがその場で購入できるテイクアウト専門店。これまで殺到していた電話注文に迅速に応えるべく、通常の厨房の約2倍の広さを設け、出来立てのお弁当をより多くの人に提供できるようにしたとのことです。

この恵比寿のテイクアウト専門店ならではの特別メニューがあります。それは、「デミグラスハンバーグ弁当」(1900円)です。
このソースは黒毛和牛、香味野菜、牛骨スープを寸胴で約3日間煮詰めて作る濃厚な味わいで、まるで高級チョコレートのような甘みを感じます。このソース自体が一つの贅沢な黒毛和牛料理といっても過言ではありません。

さらに、「煮込みチーズハンバーグ弁当」(2400円)も恵比寿店ならでは。黒毛和牛のハンバーグを特製のソースで3時間かけて煮込み、ホワイトチェダーチーズを載せたトロトロの絶品ハンバーグです。

高額なのになぜ飛ぶように売れる?

まだ食べたことがない人にとっては、なぜこのお弁当がこんなに注目されているのか、不思議に思うかも知れません。そこで、その人気の理由をご紹介しておきましょう。
まずなんといっても材料となるお肉がスゴい。精肉卸店の『ヤザワミート』直営なので、そのこだわりが半端ではありません。ステーキは国産の最高級A5ランクの黒毛和牛。ハンバーグに使用するミンチ肉も黒毛和牛100%です。
特にハンバーグは、黒毛和牛というだけでなく、部位ごとにその時々で一番美味しいものを選び、黒毛和牛のスネ、ウデ、ネックといった赤身の部位やサーロインステーキやフィレステーキの切り落とし肉を贅沢に使います。

さらに製法にも並々ならぬこだわりが。『ミート矢澤』のハンバーグはぷっくりした爆弾型。フォークを入れると、肉汁がジュワッと溢れ出ます。手ごねや空気抜き、焼き加減まで、“職人芸”と言っても過言ではないほど繊細な調理方法があってこその仕上がりです。
こうした最高ランクの黒毛和牛の旨みを、少しも逃さず閉じ込める製法だからこそ、焼きたてだけではなく、お弁当でも感動する味わいになるわけです。
まだ『ミート矢澤』を食べたことがないという人は、この機会にお弁当を食べてみてください。テンションが上がること間違いなしです。
(撮影・文◎土原亜子)
●SHOP INFO

店名:ミート矢澤 テイクアウト 恵比寿
住:東京都渋谷区恵比寿西2-11-9 東光ホワイトビル1F
TEL:03-3464-2900
営:10:00~21:00
休:無休
http://www.kuroge-wagyu.com/my/ebisu/ebisu.html