いまや「スムージー」はコンビニでも買えるほどメジャーな飲み物。スムージーといえば、野菜や果物を手軽に摂取できるのが魅力です。
スムージー作りに欠かせないのがブレンダーの存在です。数あるブレンダーのなかでも、今回はアメリカ生まれの「NutriBullet(ニュートリブレット)」というメーカーの「NutriBullet Pro(ニュートリブレット プロ)」を使ってみました。ほかのブレンダーとどう違うのでしょうか。
世界100ヵ国で使われるパワフルなブレンダー

ブレンダーとは、本体に内蔵されたブレードを回転させて、食材を刻んだり混ぜたりする調理家電です。スティック状になっていて片手で扱える「ハンドブレンダー」と据え置きタイプのものがあり、据え置きタイプは「ミキサー」とも呼ばれています。「ニュートリブレット プロ」も据え置きタイプとなっています。

ニュートリブレット プロはアメリカ生まれのブレンダーだけあり、ハイパワーなのが魅力。パワーが強ければ、調理にかかる時間が短く済みます。本機の場合、毎分約2万2000回の回転数を誇るにも関わらず、スリムなデザインに仕上がっているのも特徴です。すでに世界約100ヵ国で販売されている実績があるので、それを聞くだけでもこのブレンダーが優秀なことがわかります。

スムージーはあっという間にかくはんできる
スムージー作りはこれまでほとんどしたことがなかったのですが、今回は3種類のスムージーを作ってみました。最初に挑戦したのは、シンプルな「ほうれん草とりんごのスムージー」です。

りんごとキウイは皮をむいて小さめにカット。

しかし、食材をカップに入れてみると、思いのほか量が多いことに気付きました。食材をカップの「MAX」の線以上にならないよう、半量に減らして作ることに。


電源の入れ方は2種類あり、カップを本体に垂直に押し付けている間だけ作動する「手動モード」と、本体を垂直に押し付けたまま、ゆっくり時計回りに止まるまで回して固定する「連続モード」が選べます。いずれも連続使用できる時間は1分以内なので、慣れるまでは手動モードを活用したほうが良さそうです。

今回は20~30秒ほどで完成しました。かくはんし終えたらカップを外してグラスに移しましょう。付属のリングを取り付ければ、カップから直接飲めます。

完成したスムージーはほうれん草の味もするのですが、りんごとキウイがちょうどいい甘みを出してくれているので、これならスムージー慣れしていない人でも飲みやすいはず。お好みでハチミツを加えても良さそうです。

氷や半解凍状態のフルーツもかくはん可能

いろんなスムージー作りに挑戦してみようと、今回は「テンモーパン」と「ヨーグルトマンゴースムージー」も作ってみました。
テンモーパンはタイのスイカジュースで、スイカと砂糖、氷をミキサーにかけた飲み物。

完成したテンモーパンは、まさにスイカ好きのためのジュース! はちみつの程よい甘みやレモンの酸味で、すっきり飲めます。氷を使ったバージョンも試しましたが、氷を入れたほうがキーンと冷えて夏らしいですね。
一方、ヨーグルトマンゴースムージーは、スーパーやコンビニで売られている冷凍マンゴーを使います。

今回はヨーグルトを使いましたが、牛乳で作ればさらりとした口当たりになると思います。

半解凍の状態のマンゴーをかくはんしたところ、刃が止まることはないのですが、刃にまとわりつく印象を受けます。氷はガリガリとかいてくれるのですが、粘度が高かったので少し長めにかくはんしてみました。

完成したスムージーはヨーグルトを加えたことで口当たりがまったりしており、デザート感のあるひと品に。飲み物というよりは、スプーンですくって食べると良さそうです。
ブレンダーは料理作りにも役立つ!

ブレンダーはスムージーにしか使えないわけではなく、料理のソース作りなどの下ごしらえにも活用できます。今回は「サーモンクリームディップ」を作ってみました。
材料をブレンダーで30秒ほどかくはんするだけで完成するお手軽メニューなので、ホームパーティーのおもてなし料理としても良さそう。

いろんな調理に使ってみて、とくにこのブレンダーが使いやすく感じたのが、手入れのしやすさです。カップやブレードは、カップに半分まで水を入れて駆動すれば水洗いできますし、念入りに洗いたいときは中性洗剤を使えばいいそうです。刃を外して洗わなくていいので、ケガの心配もありません。
ニュートリブレット プロはマットホワイト、シャンパンゴールド、メタリックブラックの3色展開で、価格は2万7000円(税込)。一度にある程度の量のスムージーが作りたい人や、パワーを重視する人なら納得いく買い物になると思います!
●DATA
二ュートリブレット プロ
https://nutribullet.jp/#compare
●著者プロフィール
取材・文/今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。