広島といえば「牡蠣」。この季節なら牡蠣を買って帰る人も多いかと思います。
今回は筆者が広島空港で実際に購入した6種類の牡蠣の加工品をご紹介します。自分用に買いたいちょっと贅沢なものから、ばらまきのお土産にできそうなものを選んでみました。
見た目のインパクトで選ぶなら「牡蠣まるごとせんべい」

会社で帰省や出張のお土産として渡すときに良さそうなのが、マルイチ商店の「牡蠣まるごとせんべい」です。東城志摩市に位置する安芸津名産の「牡蠣」と「まる赤」というじゃがいもを使ったおせんべいで、牡蠣がひと粒丸ごとのっています。

せんべいを頬張ると想像以上に牡蠣の香りと旨みが広がり、磯っぽさはかなり強い印象です。甘辛い味付けですが、お茶請けよりもお酒のアテに良さそうな印象です。
インパクトで選んだ「かきカレー」は味も確か

最近は日本全国どこを訪れてもご当地カレーを見かけますよね。広島のご当地カレーのなかでもお土産にぴったりなのが、レインボー食品の「広島名産 かきカレー」です。レインボー食品は広島県竹原市にある食品メーカーで、牡蠣の加工食品や瀬戸内名産の柑橘を使ったジャムなどを販売しています。
シーフードカレーはよく見かけますが、牡蠣を使ったカレーはなかなか食べることがないはず。レトルトなので温めてごはんに食べるだけで構いません。

実際に食べてみると、カレーのルーに牡蠣のエキスがしっかり染み込んでいて、かなり本格的なカレーです! ルーはマイルドかと思いきやスパイシーな辛味もあり、レトルト感はあまり感じません。
人気の牡蠣のオイル漬け「花瑠&花星」は納得のおいしさ

手土産特集で必ずといっていいほど紹介されているのが、倉崎海産の「花瑠&花星(オイル&オイスター」です。個性的な名前のこの商品は「牡蠣のオイル漬け」なのですが、これが他社のものと比べ、牡蠣の大きさがケタ違いなんです。
自社の養殖場で採れた牡蠣を一度焼き上げてから、醤油で味を整えて純正コーン油に漬けているそうです。このコーン油にも牡蠣のエキスがしっかり出ているので、ドレッシング、炒めもの、パスタなどに活用しましょう。

値段は決して安くありませんが、自分用のお土産としてはもちろん、牡蠣が好きな人へのプレゼントにするとよろこばれること必至です。
「かき醤油味付のり」と「かきふりかけ」はごはんの最強のお供

筆者は子どもの頃から「味付け海苔」が大好きです。ごはんのお供としてだけでなく、おやつ代わりにパリパリ食べてしまうことが今でもあります。そんな筆者が以前からハマっているのが、広島海苔の「かき醤油味付のり」です。
全国各地の海苔の産地から厳選した良質な海苔のみを使用し、味付けには広島県産牡蠣のエキスを配合しています。そこまで牡蠣の味が強いというわけではないのですが、海苔の旨みがしっかり感じられて、ほどよい甘さがとにかく後を引く!

この味付けのりを使ったふりかけもあるので、海苔とセットで買うのもおすすめしたいところ。かき醤油味付のりに胡麻を加えたシンプルなふりかけで、天ぷらの衣に加えたり、揚げ物の仕上げにかけたりと、さまざまな使い方ができるそうです。

海苔単体で食べるよりも胡麻の香ばしさも感じられるのがポイント。

さらに、牡蠣とごはんの組み合わせで気になって購入したのが、新庄みその「かきふりかけ」。牡蠣をミンチにして味付け加工した「かき顆粒」を全体の約50%以上配合したふりかけです。

こちらは牡蠣の味や香りが存分に感じられるふりかけなので、牡蠣が好きな人にはたまらないはず。だし感覚で料理の隠し味として使うのもいいかもしれません。
今回紹介したお土産のなかには、インターネットで購入できるものや、都内のアンテナショップで購入できるものもあるので、ぜひチェックしてみてください!
●著者プロフィール
今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。