世界40都市、35カ国で発行されているシティガイド「タイムアウト」で昨年“世界で最もクールな50の街”のひとつに選ばれた東京・下北沢。演劇や音楽、アートなど、文化の香りも漂い、若者にも人気の街です。
こちらの人気No.1メニューとして大人気なのが、みんな大好きチキン南蛮です。これはカラアゲニストとしては食べるしかあるまい、ということで取材に行ってきました。
最後まで旨いチキン南蛮を堪能

“農家の息子のお店”というのがコンセプトで、山梨にある直営農場で採れた新鮮な野菜を使用し、すべてが手作りというお店です。
登場したチキン南蛮は、揚げたモモ肉にたっぷりの甘酢とタルタルソースがかけられています。自家製のタルタルソースはあっさりめの味。軽く甘みもあります。甘酢は濃厚で、いろんなおかずに合いそうです。そして肉厚でボリューミーなからあげは断面から肉汁がじわじわと出てきています。

さっそくひと口。衣がカリッカリです。
衣のカリカリ感は最後まで健在でした。ときどき甘酢やタルタルソースで衣がしなってしまい、肉と分離してしまう残念なチキン南蛮に遭遇することがありますが、黒川食堂のチキン南蛮にはそれがまったくありません。むしろカリカリ部分の軽くしっとり感を与えており、この食感もまたいい。

このほか、こちらでは380円でサラダバーも楽しめます。新鮮な野菜やフルーツをたっぷりしっかり食べたい人にはおすすめです。ドリンクやスイーツのメニューも充実しています。ピークタイムを避けてお邪魔しましたが、店内には若い女性のグループやシニア層のお客さんも。
●SHOP INFO

店名:定食 カフェ 黒川食堂
住:東京都世田谷区北沢2-14-6-2F
TEL:03-6450-8137
営:11:00~22:30(L.O.22:00)
休:無休
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。