キットカットといえば、コンビニやスーパーで手軽に買えるチョコレート菓子のイメージを持っている人も多いはず。しかし、そんなキットカットにも本格チョコが楽しめる「キットカット ショコラトリー」というブランドがあるのをご存じですか?

 このブランドを全面監修している高木康政氏は『ル パティシエ タカギ』や『ル ショコラティエ タカギ』のオーナーシェフ。

こだわりを持って作られる同ブランドのキットカットは、カカオの風味や香りが感じられる「クーベルチュールチョコレート」を使用しているのが特徴です。

 そんなキットカットショコラトリーから新たに発売された「カカオフルーツチョコレート」をさっそく食べてみました。聞き馴染みのない「カカオフルーツ」とは一体どんな味わいなのでしょうか?

砂糖の代わりにカカオの果肉を使用

「キットカット ショコラトリー」の新チョコレート「カカオフルーツチョコレート」を食べてみた

 チョコレートに使用されるカカオは、実はフルーツの一種です。そんなカカオの豆だけでなく、「パルプ」と呼ばれる果肉部分を乾燥・粉末化して、砂糖の代わりにチョコレート部分に使用したのが、今回紹介する「カカオフルーツチョコレート」です。

「キットカット ショコラトリー」の新チョコレート「カカオフルーツチョコレート」を食べてみた

 カカオのパルプは、通常、カカオ豆を発酵させる際に使用されており、安定供給することが難しいので、商業化されていなかったそうです。そんなパルプを砂糖の代わりにチョコレート部分に使用する技術はネスレが特許を出願中で、「キットカット」として世界で始めて実現しました。

「キットカット ショコラトリー」の新チョコレート「カカオフルーツチョコレート」を食べてみた

 実際にカカオフルーツチョコレートを食べてみたところ、これまで食べたことのあるキットカットとは味わいがまったく異なります! 少しトロピカルな印象で、こんなに甘酸っぱさを感じるキットカットは初めてです。チョコレートなのに爽やかさがあり、不思議な味わいに思えます。

「キットカット ショコラトリー」の新チョコレート「カカオフルーツチョコレート」を食べてみた

 甘酸っぱいといえば、ルビーカカオを使用した「ルビーチョコレート」にも共通していますが、「砂糖不使用」なのに甘さを感じられるのは、カカオフルーツチョコレートならではといえるでしょう。

「キットカット ショコラトリー」の新チョコレート「カカオフルーツチョコレート」を食べてみた

1日10食限定のカカオポッド型ケーキも登場

「キットカット ショコラトリー」の新チョコレート「カカオフルーツチョコレート」を食べてみた

 キットカット ショコラトリーはオンラインでの購入だけでなく、全国7店舗での購入も可能です。さらに、銀座本店にはカフェも併設されており、こちらでは2月14日まで1日限定10食の「カカオフルーツ デーセル」というカカオポッド型ケーキも提供されています。

 カカオポッド形状のチョコレートにはカカオフルーツチョコレートを使用し、蓋を開けるとカカオの果肉のような白い生クリームが現れます。この生クリームにもカカオパルプジュースを加えているので、まさにカカオパルプざんまい。

中身を食べ進めてから、蓋を閉じて上から温かいカカオパルプジュースをかけることで、チョコレートソースのようにして楽しむこともできます。

「キットカット ショコラトリー」の新チョコレート「カカオフルーツチョコレート」を食べてみた

 バレンタインギフトとしてはもちろん、チョコレート通なら一度は食べておきたいカカオフルーツチョコレート。大ブームになる前に味わってみませんか?

●DATA

キットカットショコラトリー

https://nestle.jp/brand/kit/chocolatory/

●著者プロフィール

今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。

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