「焼鳥屋のからあげにハズレなし」。これは日本唐揚協会認定カラアゲニストである筆者が変わらず持ち続けている持論です。
オーダーから6~7分ほどで出てきたからあげ。白いお皿にキャベツの葉を1枚敷き、その上に美味しそうなからあげが盛られていて、見ためが非常に爽やか。さっそく実食です。片栗粉のみのサックリ衣を歯が突破した途端、濃厚な風味と、ちょっとしょっぱい味が口いっぱいに広がります。思わずお猪口の日本酒をグイとひと口。これ、体がお酒を求めてしまうからあげです。和風な味付けで、お酒にして正解でした。
このからあげ、どんな味付けをしているのやら。

そしてこちらの超人気メニューのひとつ「カレーパン」(1個200円)もいただきました。常連さんに大人気のこの一品、来店するやいなやお酒と一緒にオーダーする人も多いのだそうです。果たしてカレーパンとお酒が合うのか? そう思いながら食べてみると、これがなかなかどうして。美味しいじゃありませんか。
パン生地がしっとりしていて、自己主張せずに中のカレーとうまくなじみます。五十嵐さんによると、カレーは鶏ガラスープで4~5時間煮込むのだそう。鶏ガラスープとは焼鳥屋さんならではです。
さて冒頭の筆者の持論、今回もさらに補強されました。美味しいからあげを食べたいときは、焼鳥屋さんに飛び込んでみるのは、かなりアリな選択肢ですよ。
●SHOP INFO

店名:焼とり 鳥けい
住:東京都墨田区錦糸4-1-9
TEL:03-3626-2002
営:17:30~お客さんがいなくなるまで
休:日曜
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。