巷の料理好きやキャンパーたちの間で「ひと振りするだけでプロ級の味に仕上がる」と話題の万能スパイス調味料があるのをご存知でしょうか? 万能調味料といえば、有名どころがいくつかありますが、イチオシは九州・宮崎県の『中村食肉』が手がける「マキシマム」です。
元々は宮崎県人が誇るご当地調味料でしたが、さまざまなメディアに取り上げられるうちに全国区へ。

「マキシマム」の原材料には塩コショウ、醤油、ナツメグ、パプリカ、クミン、ローレル、各種調味料、唐辛子など多数のスパイスが使われています。蓋を開けると、ほんのり甘くスパイシーな香りが鼻腔をくすぐります。これは香りだけでも、美味しそう!
肉を知り尽くしたプロが開発しただけあり、肉や魚、野菜の味付け(下味・調理中・後がけ)から、ごはんやスープの調味、オリーブオイルやごま油に混ぜるだけのオリジナル調味料にと大活躍!
メーカー担当者によれば、「加熱するとスパイスの香りが飛んでしまうので、下味に使用した後で仕上げに軽く振りかけると、よりスパイスの香りを楽しめます」とのこと。また焼き肉をする際、「マキシマム」を小皿に取り、お好みで後付けするのもオススメです。
著者自身キャンパーのひとりですが、今回使うのは初めてなので今からワクワク。早速、シンプル調理でどれほど美味しく仕上がるのか、検証してみました!
振りかけるだけで旨みが増す魔法の粉!

まずは火を使わずにすぐできる超簡単な一品、「冷ややっこ」に使ってみました。よく水を切った豆腐に適量の「マキシマム」をふり、風味づけにごま油をかけ、ネギや炒りごま、刻み海苔などお好みの薬味を乗せれば完成です。ワンパターンになりがちな冷ややっこが、ピリッと引き締まった大人の味わいに。ビールもぐいぐい進みます!
シンプルな旨さにハマる! 「バターライス」

「マキシマム」はごはんとの相性も抜群ということで、2品目は「バターライス」を作ることにしました。

粗熱をとったごはんをフライパンに入れ、バターとごく少量の湯をかけて、まんべんなく混ぜて炒めます。バターが全体になじんだところで適量の「マキシマム」を投入。

水気が飛んでパラパラとなり、色合いと香りがいい感じになってきたら火を止めましょう。バターの芳醇な香りとパンチの利いた「マキシマム」が融合した「バターライス」は、シンプルな見た目ながら想像をはるかに上回る美味しさ! おかずなしで十分いけます! エビや野菜などの具を加えればより豪華なピラフになりますね。
やっぱり肉との相性が抜群!「チキンソテー」

最後は「マキシマム」の本領発揮、肉料理にチャレンジ! 牛、豚、どんなお肉にも合いますが、とりわけ鶏肉との相性がよく、「チキンソテー」を作りました。

用意した鶏もも肉は、厚みのある部分を包丁で削いで平らにし、焼き縮みを防ぐため軽く切り込みを入れて筋切りしておきます。「マキシマム」をパラパラと全体に振りかけ、味がなじむまで15分ほどおきます。

チキンソテーはパリッとした焼き上がりが命。油はひかず皮目からフライパンに入れ、フライ返しで押しあてながら中火で5~6分焼いていきます。皮から脂がどんどん出てくるのでペーパーで拭きとりながら焼きましょう。

8割ほど火が入ったら裏返し、2分ほど焼いたらできあがり。香りを強調するべく、焼き上がりにも「マキシマム」を振りかけます。

先ほどのバターライスと一緒に盛りつければ「バターライスのチキンソテーのせ」が完成。絶品バターライスとパリパリに焼けたスパイシーなチキンソテーのコンビはもう、やみつきの美味しさです。「マキシマム」の優秀さに脱帽!
オンラインでは若干手に入りにくい「マキシマム」ですが、大きめのスーパーなどで見つかることもあります。ステーキ、焼き肉、ソテー、揚げもの、スープやドレッシングなどに使える万能な「マキシマム」を手に入れれば、料理の腕前も上がりそうです。
(撮影・文◎池田実香)
●DATA
「マキシマム」
https://www.292929.jp/products/detail/31