
昨年、創業50周年を迎えた餃子専門店『大阪王将』では現在、「ゴチ餃子」というとても興味深い取り組みが開催中。「え!一体どんな餃子なの?」という声が聞こえてきそうですが、これ、メニュー名ではないのです。「ゴチ」とは「ごちそうする」こと。大阪王将の餃子を、世の中のがんばっている人たちにごちそうしようという企画なのです。
新型コロナウイルスの感染拡大で、世の中全体が暗いムードになっています。春夏の甲子園での高校野球やインターハイが中止になりました。多くの若者が夢を断たれても次の目標に向けて必死にがんばっています。リスクを顧みず、感染者の治療にあたる医療従事者のみなさん。休校などで大変な苦労をされている親御さんたち──。

そんな人たちに美味しい餃子を食べてもらって元気になってほしいというのがこのゴチ餃子のコンセプトです。大阪王将の創業者・文野新造氏は「餃子ひと皿あれば明日は笑って生きていける」と口癖のように語っていたのだとか。そんな創業者の想いに沿った企画なのです。では、がんばっている人に餃子をごちそうするとは、具体的にどういう方法なのでしょうか。
(1)全店舗にて先着100名に大阪王将が餃子ひと皿ゴチ!

大阪王将を展開する、イートアンド株式会社・代表取締役会長の文野直樹氏が、創業者の想いを胸に、ポケットマネーで餃子をごちそうするというもの。大阪王将の各店舗内にある特設ボードに文野氏の似顔絵入りの〈ゴチ餃子券〉が貼られており、これを自由にはがしてオーダー時に提示すれば、餃子ひと皿を無料でゲットできるのです(ゴチ餃子のみのオーダーは不可)。各店舗で100名の利用が終了するまで実施されます。