変な名前だけどラーメンは絶品！ 大阪『くそオヤジ最後のひとふり』で名物の「貝ラーメン」を食べてきた

　大阪でラーメン好きに「オススメのラーメン屋さんはどこ？」と聞くと、必ず名前が挙がるのが『くそオヤジ最後のひとふり』というラーメン屋です。

　ユニークな名前でありながら、オヤジさんの必死な様子が目に浮かうこの店。

　大阪のラーメン好きの間では有名な『くそオヤジ最後のひとふり』があるのは、大阪駅から阪急で2つ目の十三（じゅうそう）駅。西口改札を出てすぐの場所にあります。

　一見するとラーメン屋さんっぽくないシックな外観ですが、のれんにはデカデカと「くそオヤジ最後のひとふり」の文字。こちらで間違いなさそうです。

　店内は近代的なカウンターのお店で、くそオヤジ感はあまりしません。カウンターに座りメニューを見てみると、しじみらーめん、あさりらーめん、はまぐりらーめんの文字。

　貝を使ったラーメンメニューを展開していて、醤油や味噌、トンコツというスープの区分はなく、あくまで貝の種類がラーメンの種類となっています。

まずは一番人気の「あさりらーめん」を実食！ そのお味は？

　最初に注文したのが、一番スタンダードな「あさりらーめん」。しばらくして運ばれてきたのがコチラ。貝のラーメンだけあって、あさりがたっぷりと使用されています。それでは、いただきます！

　スープは醤油ベースであさりの独特の旨みと見事に混ざりあっています。

はまぐりをラーメンで食べる贅沢

　高級なはまぐりをたっぷり使った「はまぐりらーめん」も見逃せません。贅沢に貝大盛りで注文してみました。

　おすましなどに1～2個入っているだけでも存在感のある“はまぐり”。それが大盛で入っていると、贅沢を通り越して圧巻のボリューム！

　スープはハマグリの上品な旨みに、少し辛めの醤油ベースでキリッとした印象。上に乗っているはまぐりを食べてみると、プルンとした身から貝のエキスがジュワーッとあふれ、1つ食べただけでも幸せな旨みが広がります。

　そのはまぐりがラーメンの上にギュウギュウに入っていて、麺が少し持ち上げにくい……しかし、これが贅沢な気分を一層そそります。著者が1年で食べるより遥かに多いはまぐりが入った豪華さに、圧倒されること請け合いです。

アサリの「貝ごはん」＆ホタテの「貝餃子」も一緒に注文すべし！

　ちなみにメニューの裏側にはサイドメニューが書かれているのですが、「貝めし」と「貝餃子」という貝を使用したメニューが……。こちらも合わせて注文してみました。

　ぷりっぷりのアサリの身が入った「貝ごはん」と、ホタテが入った「貝餃子」を貝ラーメンに合わせると、目の前に広がる光景はまさに貝尽くし。こちらもぜひ食べてほしい旨みたっぷりの一品でした。

　鳥や豚、牛などの一般的なスープとは違う、貝特有の旨みのあるラーメンは、確かにラーメン好きがオススメするのに納得の1杯でした。貝だしラーメンということで全国区的に知名度の上昇している『くそオヤジ最後のひとふり』。大阪を訪れた際には、ぜひ食べに行ってみてください。

（撮影・文◎けいたろう）

●SHOP DATA

くそオヤジ最後のひとふり

住：大阪府大阪市淀川区十三本町1-2-23
TEL：06-6886-8181
営：月～金11:00～15:00、17:00～23:00（L.O.22:30）
土・日・祝10:00～23:00（LO.22:30）
休：なし
http://www.kusooyaji.com/

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材！食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。