韓国インスタント麺史上、最も辛いと話題の「火魔王(ブルマワン)」シリーズをご存知でしょうか? 世界中の激辛マニアを撃沈させた一品です。
すでに人気のある「辛ラーメン」や「ブルダック炒め麺」に比べて、はるかに辛いという噂。

ちなみに「ブルマワン」(汁ラーメンの場合)の辛さ指数は14444スコヴィル。「辛ラーメン」は2700スコヴィルと言われていますので、激辛好きであっても覚悟が必要な辛さです。ということで早速、試食してみましょう。
「炒めラーメン」から実食! 「この辛さ、意外とイケるかも」と思った瞬間……

フライパンに水を入れ、炒め煮するように火を通していきます。水分が飛んだらソースを絡めて完成。袋の裏面に、ソーセージや卵、チーズなどのトッピングがおすすめされていたので、少しでも辛さが中和するように願いを込めて添えてみました。

見た目はそこまで辛そうに見えませんが、おそるおそる一口。最初はコチュジャンの甘みを感じます。ブルダック炒め麺と比べると、味付けが抑えめな印象です。

これ大丈夫かも……と一瞬でも勘違いした自分が愚かでした。二口目を食べようと麺を掴んだ時、ドドドドドッと、キャロライナリーパーの辛さが押し寄せてきました。
あっ、これ、カラ(辛)スギル。

辛ラーメンやブルダック炒め麺とは比較にならない辛さです。中和させるためにチーズも投入しましたが、気休めにしかなりません。
世に激辛を謳う商品は数多ありますが、これはホンモノ。辛さのみを追い求めている人にしかおすすめできません。口の中の痛みもさることながら、食べている最中から食道と胃袋がジリジリと熱をもったのも初めての経験でした。
「炒めラーメン」で撃沈……「トッポキカップ 」と「ナチョチップ」は如何に!?

さて、失った戦意を盛り立てるべく、3商品の中では比較的軽めなのではないかと予想される「ナチョチップ」を食べてみましたが、これはドンピシャ!
コーンの風味と辛味の強いスパイスがばっちり合っていて、食べやすい激辛です。お好みでサルサやアボカドを用意しても楽しめそう!

最後の「トッポキカップ」も見るからに辛そう。先ほどの炒め麺のトラウマが残っていますので、油断せずにいただきます。こちらはカップの中にお餅と水、ソースを加えたら、電子レンジで加熱したらOK。

仕上がったトッポキを一口。
「チーズと生卵を投入したらなんとか食べられるかも?」と実践したら、なんとか食べられるレベルに落とし込めましたが、巷にある激辛料理を楽々クリアしてきた猛者にしかすすめられないでしょう。
激辛は食ジャンルとしてすっかり定着していますが、今後はいかに美味しく作るかというのも重要なポイントです。「ブルマワン」シリーズは挑戦系商品としては、十分楽しめる一品であることは違いありませんので、「自ら望んで食べてみたい」と感じた人はお試しください。
(撮影・文◎亀井亜衣子)