●調査内容:しばらく封印されていた“幻のデカ盛りまぜそば”が復活。その実態を調査する!
デカ盛りタウンと言ったら秋葉原。
しかし、ここにきて、封印されしデカ盛りメニューが復活したという情報を入手! ということで、果たしてどんなデカ盛りなのか、『百年本舗 秋葉原総本店』へ調査に向かいました。

まずはオーナーの柳 宗紀さんに質問。今回復活したきっかけは?「実はこのメニュー、MAX鈴木さんと考えたまぜそばなんですが、この前テレビ番組から声がかかって。それをきっかけに最近復活することにしたんですよ」とのこと。
そのデカ盛りまぜそばとは「レッドクリフ」。ボリュームが2kg、4kg、6kg、8kg、10kgの5段階あり、2kgなら一般の人も注文する場合があるそうですが、4kgから先はフードファイターなど、プロの皆さんが挑戦するレベルで「いまだに10kgを注文したひとはいないね~。MAXさんだって8kgの注文だったしね」とのこと。汁なしの麺もの、確かにハードルが高い!
ピンク色のローストポークが絶品!「レッドクリフ」2258g

目の前にやってきたのは、山盛りのローストポークに褐色のチャーシュー、頂上のネギの緑が美しいまぜそば。早速計測すると、直径25cmのラーメン丼に高さ約22cm(下の受け皿込み)、重さは2258g(器の重さを除く)でした。
「麺は全粒粉入り、平打ちの極太麺、茹で前で4玉、800gあります。タレは魚介系の醤油ですね。ローストポークは専用のマシンで作るので、柔らかく、綺麗なピンク色に仕上がるんですよ」と柳さん。
汁がないので、麺が伸びる心配がないのがまぜそばのいいところ。と言っても麺同士が固まらないよう、まずは天地返し、というか全体を一気に混ぜまくってからいただきま~す!

まずはローストポークを一口。専用のマシンで12時間かけて作っているため、しっとりとしていて滑らかで、何もつけなくてもそのままで美味しい。「チャーシューはローストポークにタレを塗って炙っているんですよ」と柳さん。どちらも油のしつこさ、くどさなどは感じない上品な味わいです。ホテルの朝のバイキングや、昼のブッフェで出てくる目玉料理でもおかしくないクオリティの高さです。
ちなみにローストポークの山の中央にはもやしが入っています。なのでシャキシャキもいい感じです。

麺&タレは香味鶏油がしっかり効いていて、もちもち&旨みしっかり。ギトギトじゃないから、なんか2kg、あっさりいけちゃうんじゃね? と一瞬脳が誤解しますが、そこは汁なしのまぜそば。食べすすめていくうちに、お腹にドスドスっとたまる感覚が出てきます。そして、混ぜちゃったから、同じ味が続くことになります。
卓上には、醤油、煮干し酢、にぼラー油などもあるので、それらをかけて味変することも可能。個人的にですが、1kg超えたあたりで味変がすっごく欲しくなります。

そしてまぜそばあるある。汁がないので、後半になると喉が渇く。なので水も結構飲んじゃいます。それを考えると、トータル2.5kgとか3kgがいける胃袋じゃないと、完食は難しいかと思います。そして水を飲んでしまうと、もっとお腹が膨れる~。粉物大量摂取、体の内側からグイグイきます。

「味変におすすめなのは、『卵』(100円)ですね。かけてもいいし、すき焼き風につけて食べても美味しいですよ」。なるほど! しかも、卵効果で喉越しもスルッと入りやすくなる。デカ盛りだと、喉越しも結構攻略する上で大事だったりします。
ということで、追加注文で味変アイテムの「卵」と「旨辛の油」を購入。これが結果的に大正解。後半戦、口の中をリセットしてくれるし、旨辛はここまで食べてきた味わいを一気に変えてくれます。入れすぎると大変だけれど、ちょっとずつだと旨みも感じる心地よい刺激。後半は味変のおかげで食べ進めることができました。
調査結果

公式2kgですが、この日のボリュームは2.2kg超え、そして水を多く飲むので、3kgボリュームと想定しておいた方がいい「レッドクリフ」。後半は味変アイテム必須と言ってもいいかも。スピード感やバキューム力があるひとなら一気に行けちゃうかもしれません。
ちなみに「レッドクリフ」は券売機のボタンにはないので、できれば前日までに電話予約、口頭での注文&支払いになります。時間もランチタイムは避けて、15時~20時にいくのがおすすめです。
●SHOP INFO

店名:百年本舗 秋葉原総本店
住:東京都千代田区外神田3-8-9 昌徳ビル1F
TEL:03-3255-0220
営:11:00~21:00
休:なし