「噛む」から始まる健康習慣～ガムの復権～ (2025年6月4日)

突然ですが、みなさん最近ガムを噛んでいますか？昔はコンビニのレジ前にずらっと並んでいたし、ポケットに常に１個持ってるのが当たり前でしたよね。最近はタブレットとかグミに押されている感じもしますが・・・。 近年のガムの市場とトレンド どうやら今その「ガム」、じわじわと復活しようとしてるみたいなんです！最近のガム市場について、株式会社ロッテ マーケティング本部 チューイング企画課 小巻翔さんのお話です。 株式会社ロッテ マーケティング本部 チューイング企画課 小巻翔さん 統計では２０２４年、ガム市場は前年比の１０４％というところで伸張しているのが今の現状になります。やはりきっかけというのがコロナのところでして、いざマスクを外して外に出るという時に、自分の口臭ケアみたいなところのニーズというのが高まったことも要因の一つであるというふうに考えております。一番ニーズとして大きいものというのが オーラルケアであったりデンタルケアみたいなところの部分の商品がやはり主流になってきているというのはございます。一方で、今回「板ガム」についてもお話したいんですけど、上の世代の方には懐かしいというような声をいただく一方で、若年層の方に関してはやはりガムの形とかデザインみたいなところがレトロでかわいいというところで、そういった新しいトレンドみたいなところも見えてきているというのが今の現状になります。 粒ガムが主流ではありますが、「板ガム」がレトロで、逆に新しいトレンドなんですね～面白い。 ストレス緩和や口臭予防を目的とした「機能性ガム」の拡大をきっかけに、板ガムのような新たな流行も加わって、ガム市場は回復傾向なんです。 「噛む」から始まる健康習慣～ガムの復権～の画像はこちら &gt;&gt; レトロ可愛いパッケージの板ガム：株式会社ロッテ提供 ロッテでは過去に販売していた、コーヒーガム・梅ガム・ジューシー＆フレッシュガムなどの板ガムの復刻版をはじめ、レトロ可愛いパッケージの板ガムの新商品も出していて、オーラルケアだけじゃなく、お菓子としてのガムの味を楽しむというところにも注力しているそうです！ また、ガムを通して「噛むこと」の大切さをもっと知って貰いたいと「噛むこと研究室」というプラットフォームも運用していて、口の衰え、発達などの社会課題の解決に少しでも繋げていきたいという想いも。 ガム、噛んでいますか？ さてそこで、街の皆さんは普段どういった時にガムを噛んでいるのか、また板ガムへのイメージも聞いてみました！ ＊車の運転の時に噛んでます。板ガム・・・あんまり噛まないですね、ゴミが出るのであんまり買わないんですよ。＊ガムは仕事中によく眠気防止で。味は板（ガム）の方が好きです。ブルーベリーとか、ああいうの復活してほしいなって思ってます。＊ゲーム中とかにたまに食べたりします。噛まないよりかは集中できると思います。板ガム・・・焼肉食べた後とかのイメージが強いです。昔のイメージとか、今の感じはないかなって。＊若い時は粒ガムが多かったですけど、今は板の方が多いかも。最初に噛んだ時の柔らかさが板ガムの方が入りやすいっていうか、私は板ガムの方が食べやすいかなって思います。＊グリーンガム（板ガム）は爽やかだし、常備しているというか。人生で後悔することありますかっていうと歯の健康が一番っていうから。ガム噛んでいればだいぶ違うよね、いろんな意味で。 板ガム支持者も一部いらっしゃいました！「板ガム」支持者の皆さんは味への評価があるようで、フルーツフレーバーだったり、甘かったり、特徴的な味のイメージがあるようです。若い方でガムを嚙まないという方は、ゴミが出るのがちょっと・・・という、ゴミどこに出すか問題と言うのもあるようで、今は「なんとなく口がさみしいからガム」じゃなくて、「ここぞという時に使うガム」、目的をもって食べる立ち位置の方が多いのかなと感じました。 「噛む」意識が健康への第一歩 「歯の健康」という話も街の人からありましたが、噛むという行為がどんなことに繋がるのか、和洋女子大学 柳沢幸江 教授に伺いました。 和洋女子大学 柳沢幸江 教授 よく噛むっていうことで満腹感をちゃんと感じることができるので、食べ過ぎを防いだり、結果的に肥満予防につながったりもします。脳に関してはですね、強い力でしっかり噛むことによって脳の血流量が増えるっていうのはもう明らかなことなんですね。脳の血流量が増えるっていうことは脳にそれだけ血液が行くわけだから、栄養素も行くだろうし、酸素も行くだろうしっていうことが報告されています。やっぱり日常的な食事の中でも噛むってことは大切なんだけれども、それ以外で「ガム」っていうのは咀嚼を維持できるっていうことではすごく食品とは違う特性があるんですね。トレーニングってことでもないけど、噛むことの機能維持のためには、本当により積極的に、それこそ健康食品じゃないけど、そういう視点で使っていくといいかなと思いますね。 現代の食事は、柔らかい食べ物が増えたことと、油っこい食べ物が増えたことで、噛む回数にも影響を及ぼしていると。なんでも油は少量で高エネルギーになるので、おのずと噛む量は減る傾向にあるという事なんです。

「噛む」から始まる健康習慣～ガムの復権～

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