首都クアラルンプールから約100km、車で約1時間半ほどの場所にあるセキンチャン(Sekinchan)。マラッカ海峡に面した当地はマレーシア有数の米どころであり、シーフード料理も有名なビーチタウンです。


今回はマレーシアリピーターにおすすめのセキンチャンを訪れてみましょう。

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稲穂がそよぐ、穏やかな田園風景
中国語で「農業に適した土地」という意味のセキンチャン。その名のごとく、農業と漁業が盛んな漁村です。

【マレーシア】 KLから日帰りで!知る人ぞ知る「セキンチャン」の見どころ


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筆者がクアラルンプール在住の友人たちと訪れたのは6月。収穫は終わっていたものの、どこまでも広がる田んぼの美しさに、感激! のどかな田園風景に癒されます。ところで、お米はマレーシア人の主食というのをご存知でしょうか? 

【マレーシア】 KLから日帰りで!知る人ぞ知る「セキンチャン」の見どころ


ベストシーズンはこんな感じ

収穫前の稲が一面に広がる観光のベストシーズンは、3~5月頃と9~11月頃だそうです。


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穏やかな田園地帯のなかで、とても印象的な「Nan Tian Temple (南天宫)」。地元の人たちの五穀豊穣や大漁追福の願いが込められています。カラフルでとっても華やかな外観に、なんとなくご利益がありそうな予感! 南天宫のほか、当地には数多くのお寺が点在します。

お米の博物館へ!
せっかく米どころへ来たのだから、当地の米文化にも触れてみよう! ということで、続いてはお米の博物館「稲米展覧館/Paddy Gallery」へ。

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三菱のトラクタがお出迎え。

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展示物を通して、マレーシアで食べられているお米の種類や味の違い、当地で稲作が発展してきた歴史的背景などを知ることができます。


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ミュージアムショップには、セキンチャンで収穫されるさまざまなお米がずらり。小袋に入ったお米や、サラダ油で揚げるタイプの魚のクラッカーはお土産にもぴったりです。

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マレーシアの定番デザート「チェンドル」。モチモチ食感の玄米入りなのは、米どころならでは!

お米を使ったスイーツなども味わうこともできます。

願い事が叶う木が有名なレダンビーチ

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無数の赤い布がひときわ目を引く、レダンビーチ(Pantai Redang)。布に願い事と名前を書いて木に吊るすと、その願いは現実になるのだとか!

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ビーチを訪れるなら、夕刻の時間帯がベスト。
天気の良い日には、美しいサンセットを眺めることができます。

シーフード料理に舌鼓
クアラルンプール市内でも「Sekinchan」を看板に掲げるシーフードレストランがあるぐらい、魚介類の鮮度とおいしさには定評があります。厳密にはセキンチャン内の漁業の盛んな「バガン(Bagan)」という漁村地域で、当地にはシーフードレストランが軒を連ねます。

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カニや海老、ララと呼ばれる貝類のほか、サメや黄ウナギなどを使った潮州スタイルのシーフード料理を味わうことができます。

魚のすり身が主原料の魚肉フィッシュボールやさつま揚げも試してみたいもの。魚本来の味わいとプリプリした食感は、鮮度が高い証拠! 

まだまだある! セキンチャンの観光スポット
このほか、マンゴーを始めローカルフルーツが堪能できる果樹園「La Familia Orchard」や、面白い写真がたくさん撮れること間違いなしのトリックアートミュージアム「Sekinchan 3D Art Gallery」など、ほかにも見どころはいっぱい。


【マレーシア】 KLから日帰りで!知る人ぞ知る「セキンチャン」の見どころ


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トリックアートミュージアムの屋上階は眺めも最高!

日本人駐在員の間でも人気のセキンチャン。実は知る人ぞ知る、観光地なのです。地元の人々に混じって、ローカル色たっぷりの1日を過ごしてみませんか?

[sekinchan.org]
[Photos by Shutterstock.com]