もはや日本人の国民食と言っても過言ではないカレー。
あの芳醇な香りと旨味に五感すべてを刺激され、高揚感を覚える人も多いのではないでしょうか。
そんな快楽性さえも持つカレーですが、中毒者が続出しているカレー店が京都にあるという噂を耳にしました。
カレーマニアとして聞き流すことができず、その味を確かめるべく早速出向くことに!
食べログ京都カレー部門で1位に君臨!

JR二条駅から歩くこと約8分。閑静な住宅街にその噂のカレー店「森林食堂」は佇みます。店頭には植物が所狭しと置かれており、ネーミング通り森林感漂う独特の雰囲気。
筆者が訪問したのはランチタイム終了間際ながらも、10人ものお客さんが並んでいました。ちなみに「森林食堂」は食べログの京都カレー部門で1位に君臨(2019年3月現在)。その人気ぶりがわかります。
アートな感性が光る、植物に包まれる異世界

30分並んでやっと入店!天井には大量のドライ植物が吊るされ、まるで異世界のような空間が広がります。

店主は美大出身という「森林食堂」。お店の至るところでアーティスティックな感性を感じられるのも特徴です。

カレーメニューは「長期成熟鶏チキンカレー」「蓮根キーマカレー」など豊富なライナップを用意。2種のカレーを組み合わせた「あいがけ」が定番なのだそう。
トッピングや一品料理、お酒のメニューも充実しています。
ちなみにフロアを仕切るお姉さんはとても気さくで明るい方。ナチュラルな接客で、“友人の友人の家に遊びに来た”ような気分で楽しく過ごせます。

マンゴーラッシー(500円)。マンゴーの濃厚な甘味とヨーグルトの酸味が見事にマッチ。
情熱とスパイスが注がれる極上カレー

「特製ほうれん草キーマカレー」と、冬季限定の「牡蠣カレー」をあいがけでオーダー(1350円)。ちなみにほうれん草カレーの残りが少なかったため、蓮根キーマカレーを足していただくことに。

トッピングには牡蠣ソテー(400円)。紫人参、セロリの葉やライムが鮮やかなコントラストを奏で、見た目も存分に楽しませてくれます。

芳醇なスパイスが引き立ちつつ、まろやかさも織りなす牡蠣カレー。牡蠣の旨味がたっぷり溶け出し極上の味わい!
奥行きのある辛味は食べ進めるごとに五感を刺激し、心地よさも感じるほどです。
ほうれん草の甘味とひき肉のコクが調和するほうれん草のカレー。
スパイス感がやや抑えられているので、素材の美味しさが際立ちます。香ばしい雑穀米とも絶妙にマッチ。
スパイスを巧みに活かしながらも、本場インドカレーというより“インドと日本のあいだのカレー”という印象。それだけ日本人の舌と胃袋に馴染みやすく、独創性あふれる味わいに多くのお客さんが虜になってしまうのではないかという見解です。
センスフルな極上カレーを創作し続ける「森林食堂」。カレーマニアなら一度はわざわざ行く価値大の名店ですよ!
森林食堂
住所 京都市中京区西ノ京内畑町24−4
電話番号 075-202-6665
営業時間 11:30~15:00(LO14:30)18:00~22:00(LO21:00)
定休日 6の倍数日
https://shinrin-syokudo.com
[All photos by Nao]
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