
谷のほとりにある隠れ家のような喫茶店

元旅館の古い建物を改装して、2010年に誕生した喫茶店「東山ボヌール」。豊かな自然に囲まれた、全長1.3kmにわたる渓谷の遊歩道、鶴仙渓(かくせんけい)の入口にあります。

お店の前の鳥居は、その階段の先にある漆器の神様を祀る東山神社のものです。

大きな木の裏に隠れ家風のエントランスがあります。

“ボヌール”とはフランス語で「幸せ」を意味します。筆者は数年前、雪景色の中を訪れたことがあり、この喫茶店で過ごした心豊かなひとときを忘れられず、やっと再訪が叶いました!雪景色も現実のものとは思えませんでしたが、緑の中も素晴らしいのです。紅葉は11月中~下旬が見頃ですよ!

©山中温泉観光協会
今は電話でのみの完全予約制で、コロナ対策は徹底しています。店に入ると2階の席を案内してくれました。訪れたのは10月上旬でしたが、2階には、ほかに客はおらず、筆者たちだけだったので安心して過ごすことができました。
手作りケーキと香り高い紅茶にうっとり

手作りの「森のケーキ」(420円・税込)と「デンメアティーハウスのザッハブレンド」(600円・税込)を選びました。ケーキは、ナッツとドライフルーツがふんだんに盛り込まれた、まさに森の中でいただくのにふさわしい一品です。コクのあるナッツと甘酸っぱいドライフルーツとがあいまって、シンプルにして洗練された味わい。実は前回もいただいて、ぜひもう一度味わいたかったのです!