現地9月9日、USオープンの車いすテニス女子シングルス準々決勝、4年ぶり3度目を目指す第2シードの上地結衣(三井住友銀行/女子世界ランク2位)は、ウィンブルドン準優勝のコタツォ・モンジャニ(南アフリカ/同6位)と対戦。7-6(12)、6-2で勝利し、準決勝進出を決めた。
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第1セットは開始から第4ゲームまで互いにブレークする展開に。上地は、第6ゲームでもブレークすると5-2で迎えたモンジャニのサービスゲームでセットポイントを迎えたがブレークはならず。すると第9ゲームで再びブレークバックを許し、第11ゲーム、第12ゲームも互いにブレークを奪い合ってタイブレークへ。互いにミニブレークを奪い合う展開となったが、7-6(12)と僅差でセットを先取。第2セットは1ブレークされたものの、逆に3ブレークを奪って6-2。ストレートで勝利した。
「雨でかなり待ち時間が長かったので、調整が難しかった。彼女(モンジャニ)もグランドスラムに定着してきて、精度も上がっている。ここというところで、崩れなくなってきた。(第1セット)5-2のところで取りきれなかった。彼女が諦めずにプレーしてきた」と上地はモンジャニを称えている。
そして、大谷桃子(かんぽ生命保険/同5位)は、ジョーダン・ワイリー(イギリス/同4位)と対戦。
試合後の記者会見、「疲れはもちろん少なからずある。これは出場選手全員に言えること。特別自分だけという感じではない」と前置きした大谷だが、東京パラリンピックで痛めたという右肩の状態はあまりよくないらしく、「無理しすぎず、次の大会に向けて治療にも専念できたらなと思う」と語っている。
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右肩を痛めている大谷は1回戦で惜敗
上地は続く準決勝、ダブルスのペアでもあるワイリーと対戦する。今大会を最後に引退するというワイリーとの準決勝に注目したい。
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