4月17日、イギリスのローンテニス協会(LTA)のCEOを務めるスコット・ロイド氏が、ロシア人選手のウィンブルドン(6月27日~7月10日開催)でのプレー可否について、ボリス・ジョンソン英首相と政府でいまだ協議中であると語ったと、イギリス紙『エクスプレス』は伝えた。
【表】ATP・WTAのロシア人・ベラルーシ人選手一覧(TOP150)がこちら
現地4月14日~15日に行われた女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ) by BNPパリバ ファイナルズ予選」チェコ対イギリス戦の観戦のため、チェコ・プラハを訪れていたロイド氏は、メディアに対して「非常に複雑な状況にある。
ロシア人のウィンブルドン出場に関しては、3月中旬に、イギリスのスポーツ大臣を務めるナイジェル・ハドルストン氏が、「ロシアの旗を掲げることを許可されるべきではない。彼ら(アスリート)がプーチン支持者ではないという保証が必要で、どうすべきか検討している」と、ウィンブルドン主催者とともに、ロシアのウラジミール・プーチン大統領を支持していないことの証明を求めることを検討中だと表明。4月6日には、イギリス「BBC」が、ロシア、ベラルーシ両国の選手の出場を認めるかどうかについて政府と相談をしていると報じている。
【関連記事】ウィンブルドンがロシア、ベラルーシの選手の処遇について政府に相談と英「BBC」が報道
【関連記事】メドベデフ、ウィンブルドン出場のために検討される“プーチン不支持”の踏み絵に「何も言うことはない」
【関連記事】「プーチンの支持者ではないという保証が必要だ」と英スポーツ大臣が発言。ロシア人、ベラルーシ人選手に影響の可能性