現地6月30日、ウィンブルドン女子シングルス2回戦が行われ、第1シードのイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク1位)は、ラッキールーザーで本戦入りしたレスリー・パッティナマ・ケルクホーフ(オランダ/同138位)と対戦。6-4、4-6、6-3のフルセットで勝利し、1997年のマルチナ・ヒンギス(スイス)に並ぶ37連勝を達成した。
【動画】シフォンテク、プレーのレベル上がらず苦戦も37連勝! マッチハイライト
今大会1回戦で予選勝者のヤナ・フェット(クロアチア/同252位)を6-0、6-3で下し、2月から続けている連勝を2000年以降では最長の36に伸ばしたシフォンテク。
この日もミスを恐れず果敢に攻撃を仕掛けてくるパッティナマ・ケルクホーフに対し、苦戦を強いられたものの、フルセットの熱戦の末に勝負所で踏ん張り、連勝記録を伸ばした。
第1セット、最初のサービスゲームこそキープしたものの、パッティナマ・ケルクホーフの攻撃を守り切れず、ショットの精彩を欠いたシフォンテク。互いに1ブレークずつして迎えた第5ゲームで再びリードを許してしまう。
それでも集中力を切らさず耐えると、第8ゲームでコート深くに配球されたボールでパッティナマ・ケルクホーフのミスを誘って、3度目のブレークに成功。6-4で第1セットを奪う。
だが、続く第2セットも流れがつかめないまま互いにサービスキープが続くと、第7ゲームで15-40のピンチを招き、最後はパッティナマ・ケルクホーフのフォアハンドショットがコードボールとなり、ネット際にポトリ。リードを許すと、そのまま追いつけず4-6でセットを落とした。
勝負の最終セット、第1ゲームでいきなり15-40とピンチを迎えたシフォンテクだが、ここはパッティナマ・ケルクホーフがリターンミス。デュースに持ち込んでかろうじてサービスキープする。
流れが悪くなるところをなんとか踏みとどまったシフォンテクは、第4ゲームで強烈なショットでウィナーを奪い、最初のブレークに成功。そのまま粘るパッティナマ・ケルクホーフを振り切って、フルセットマッチを制した。
この日の勝利で1997年のマルチナ・ヒンギスの記録に並ぶ37連勝を達成した。
3回戦でシフォンテクは、アリーゼ・コルネ(フランス/同37位)と対戦する。
■ウィンブルドン2022 [THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)~7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4035万ポンド(66億6160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK
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