現地7月9日、ウィンブルドン女子シングルス決勝が行われ、第3シードのオンス・ジャバー(チュニジア/世界ランク2位)と第17シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン/同23位)が対戦。ジャバーが第1セットを6-3で奪った。
【動画】ガッツポーズ!セットを先取したジャバー
技で相手をかわしていくジャバーと、パワフルなショットでペースを作っていくリバキナの対戦。
試合は、リバキナのサービスゲームでスタート。互いに最初のサービスゲームをキープして迎えた第3ゲーム、ジャバーがリバキナのサーブに食らいついてラリー戦に持ち込む。スライスを織り交ぜながらリバキナの攻撃をかわすと、最初のチャンスをものにし、ブレークに成功。ジャバーはガッツポーズをし大きな声を上げた。
直後の第4ゲームをラブゲームでキープしたジャバーは、その後もリバキナにサーブでのフリーポイントを与えず、プレッシャーをかける。第9ゲームでもブレークに成功し、ジャバーが第1セットを6-3で奪った。
今大会、ジャバーは初戦からストレート勝ちでベスト8入りを果たすと、準々決勝のマリー・ボウズコワ(チェコ/同66位)戦、準決勝のタチアナ・マリア(ドイツ/同103位)戦とフルセットの戦いを制し、アフリカ大陸出身では初めてのグランドスラム決勝に進出した。
一方、リバキナが落としたセットは、準々決勝のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア/同44位)戦で落とした1セットのみ。準決勝では2019年大会の女王、シモーナ・ハレプ(ルーマニア/同18位)を下し、カザフスタン人選手として初めてグランドスラムタイトルをかけて戦う。
■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)~7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK
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