控えめな笑顔でスピーチしたリバキナ

現地7月9日、ウィンブルドン女子シングルス決勝、第3シードのオンス・ジャバー(チュニジア/世界ランク2位)を3-6、6-2、6-2で下してグランドスラム初優勝を果たした第17シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン/同23位)は、優勝セレモニーで「ウィンブルドンで優勝なんて最高」と語った。

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セレモニーはまず準優勝ジャバーのスピーチからスタート。
まず「みんな、応援ありがとう。エレナ(リバキナ)、おめでとう。素晴らしいプレーだった。彼女も、彼女のチームも優勝にふさわしいと思う」とリバキナを祝福すると、「チームのみんながいてくれたおかげ。いつも私をサポートしてくれてありがとう。私の力を信じてくれてありがとう。私はこの大会が大好き。今日は敗れてしまって残念だけど、テニスの試合に勝者は一人だけ。若い人たちに良い刺激を与えられたら、チュニジアの人たちにも良い影響を与えられたらと思う」とチームに感謝すると共に、若い人たち、母国チュニジアの人々に良い影響を与えられたらうれしいと語った。

続いてウィンブルドンのチャンピオン・トロフィーを手にしたリバキナが、笑顔でマイクを持つ。

「みんな、ありがとう。特別な気持ちでいるわ。
試合に臨めたこと、プレーできたこと、勝利できたこと。すべてが、とてもうれしく思う。ファンの皆さん、会場の皆さん、素晴らしい空気を作ってくれてありがとう。準優勝のオンス(ジャバー)もおめでとう。素晴らしいプレーだったわ。あなたが成し遂げたことは、若い人たちへの模範になるものだと思う。素晴らしいプレーだったし、今後も活躍を見せてくれると思う」とジャバーを称えた。

そして「今日はとてもうれしい気分。ロイヤルボックスの皆様、ありがとうございます、ここでプレーできたことは私の誇りよ。信じられないほどうれしい気分。ここまで勝ち残れるとは思っていいなかった。ウィンブルドンで優勝なんて最高です」とコメント。
試合中もあまり感情を表に出さなかったリバキナ。同様に、控えめなスマイルと共に喜びを表現した。そして最後に、コーチやスポンサー、両親、姉に感謝を述べている。

リバキナはこの優勝で200万ポンド(約3億2700万円)を獲得。ポイントがつかないという異例の開催(大会がロシア人、ベラルーシ人選手のエントリーを拒否したため、ATP、WTAがポイント付与しないと決定)となったものの、センターコート100周年という記念すべき2022年大会で、グランドスラム初優勝という栄誉を手にした。

■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)~7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

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