現地7月31日、「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ATP500)シングルス予選決勝が行われ、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク101位)と綿貫陽介(フリー/同238位)が本戦入りを決めた。
【画像】日本人3名が出場!「シティ・オープン」シングルス組み合わせ
2試合勝ち抜くと本戦入りできる今大会の予選。
ダニエルは安定感のあるサービスゲームを見せ、順調にキープを続ける。すると、4-3の第8ゲームで相手が3本のダブルフォールトを犯し、ブレークに成功。6-3で第1セットを奪う。続く第2セットでも第3ゲームでブレークしたダニエルは、このままリードを保って6-4で締め、相手にブレークポイントを握らせないままストレートで勝利した。
試合を通して、ダニエルは6本のエースを奪うとともに、ファーストサーブでは93%、セカンドサーブでは75%と高いポイント獲得率で相手にチャンスを与えなかった。
本戦1回戦では、ワイルドカードのJ.J.ウルフ(アメリカ/同103位)と対戦する。
また、第9シードの綿貫はベスト8入りした5月のATP250リヨン大会以来、怪我のリハビリで芝シーズンを欠場。先々週のチャレンジャー大会で復帰したものの、先週は新型コロナウイルス陽性となっていた。今大会予選1回戦では、ワイルドカードのアンドリュー・フェンティ(アメリカ/同1652位)が第2セット途中で棄権し、予選決勝に進出している。
その予選決勝では、第4シードのミッチェル・クリューガー(アメリカ/同170位)と対戦。第1セットでは互いにサービスキープが続き、タイブレークに突入すると、ここで3度のミニブレークに成功し7-6(1)で奪う。
本戦1回戦では、先週のチャレンジャー大会でヒザの怪我から約1年9ヵ月ぶりにシングルスの復帰を果たしたばかりである元世界ランク14位のカイル・エドムンド(イギリス/同496位)と対戦する。
望月慎太郎(IMG Academy/同353位)も予選決勝に進んでいたが、第2シードのドミニク・コプファー(ドイツ/同141位)に3-6、4-6で敗れた。
なお、本戦ストレートインの西岡良仁(ミキハウス/同92位)は、1回戦でジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同43位)と対戦する。
※ランキングは7月25日付のもの