現地8月3日、「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ATP500)シングルス2回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク96位)は、第11シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同21位)と対戦。2時間35分の熱戦の末に3-6、7-6(6)、6-2で下し、2019年大会以来となるベスト16入りを果たした。
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今大会、西岡は1回戦で前週のATP250アトランタ大会で準優勝しているジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同37位)を6-4、6-3で下し、4ヵ月ぶりのツアー勝利を挙げた。
続く2回戦では、そのATP250アトランタ大会でツアー6勝目を獲得したばかりのデミノーと対戦。両者の対戦成績は、2勝0敗で西岡の勝ち越し。2019年のATPマスターズ1000シンシナティ大会以来、約3年ぶりの対戦となった。
西岡は、第1セット第6ゲームでミスが重なりブレークを許すと、リターンゲームでチャンスを作ることができず3-6でセットを失ってしまう。
第2セットでも序盤からピンチを迎える苦しい場面が続く西岡は、第4ゲームで先にリードを奪ったものの、デミノーの粘り強いプレーを前に先にミスをしてしまい第5、第7ゲームのサービスゲームを続けて落とした。
だが、デミノーにサービング・フォー・ザ・マッチとなった4-5で追いつくと、タイブレークではデミノーのマッチポイントもしのいで、7-6でバックハンドのバッシングショットを決めて計4度のミニブレークに成功。7-6(8)で奪い返す。
勝負の最終セット、第1ゲームでデミノーのバックハンドを攻めた西岡。4度目のブレークポイントをものにして先にリードを奪うと、第3ゲームもブレーク。デミノーに一つ返されたが、再びリードを広げた西岡が最後はサービスエースを決め、6-2で締めて3年ぶりのベスト16入りを決めた。
3回戦で西岡は、第7シードのカレン・カチャノフ(同24位)と対戦。