大坂なおみ、3年ぶりにグランドスラム3回戦進出。3回戦で元世界4位ベンチッチと対戦「楽しみな試合になる」 [全豪オープン]

大坂なおみ、3回戦で元世界4位ベンチッチと対戦「楽しみな試合になる」

現地1月13日、「全豪オープン」（オーストラリア・メルボルン）女子シングルス1回戦が行われ、同大会を2度制している大坂なおみ（フリー／世界ランク51位）は、第20シードのカロリーナ・ムホバ（チェコ／同20位）に1-6,6-1,6-3で撃破。3年ぶりにグランドスラム3回戦に進み、「ここでプレーし続けられることを願っている」と語った。

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昨季は出産を経てカムバックしランキングをトップ100まで戻した27歳の大坂。2025年シーズン開幕戦となった「ASBクラシック」（ニュージーランド・オークランド／WTA250）では決勝では腹筋を痛めて途中棄権しタイトル獲得とはならなかったが、準優勝している。

2019、2021年と2度制している全豪オープン。1回戦では昨年大会初戦で敗れたキャロライン・ガルシア（フランス／同67位）を6-3,3-6,6-3のフルセットで下すと、この日も昨年の全米オープン2回戦で敗れたムホバに雪辱を果たした。

第1セットでは開始から5ゲームを奪われて波に乗れなかったが、「あまりネガティブにならないようにしていた。いくつかのポイントをとれていたらゲームを奪えていたかもしれないので、そこを言い聞かせていた」と悲観せず。第2セット以降は、大坂らしい強打で会場を沸かす。テンポの速いストロークにネットプレー、低い弾道のスライスといやらしいテニスを展開するムホバから、各セット2度ずつブレークして逆転勝利を飾った。

2022年の全豪オープン以来となる3回戦進出を果たし、「私にとって（3回戦進出は）意味があるけど、今は考えないようにしている。去年はグランドスラムでシード選手を倒せなかった（実際には全米オープンで第10シードのエレナ・オスタペンコに勝利している）ので、今年の早い段階で目標を達成できたことはうれしい。ここでプレーし続けられることを願っているわ。お気に入りの大会の一つだから」語った。

次戦では大坂と同じく、出産を経て再びコートに戻ってきた元世界4位のベリンダ・ベンチッチ（スイス／同294位）。過去2勝3敗、約2年9ヵ月ぶりの対戦となる。

「私たちは“ママ”としてラベルを貼られるけど、コートに立つときには“テニス選手”として考える」と一人の対戦相手としてみている。「彼女は本当に強く、粘り強い選手。一緒に成長してきたとは言わないけど、お互いにツアーで見てきたし、赤ちゃんを産んで戻ってきたのもすごいと思う。今はとても調子が良さそうだから、楽しみな試合になる」とした。