園部八奏、ツアー本戦デビュー戦は2回戦敗退
現地2月5日、「ムバダラ・アブダビ・オープン」(アラブ首長国連邦・アブダビ/WTA500)シングルス2回戦が行われ、17歳の園部八奏(与野テニスクラブ/世界ランク837位)はオンス・ジャバー(チュニジア/同33位)と対戦。3-6,3-6のストレートで敗れ、元世界2位から金星を挙げることはできなかった。
【動画】17歳の園部八奏、元世界2位のジャバーに挑むもストレートで敗れる 2回戦ハイライト
17歳の園部は、今年1月に行われた「全豪オープンジュニア」で優勝。日本人女子としては1969年の「ウィンブルドンジュニア」を制した沢松和子以来、56年ぶりの快挙を成し遂げた。
昨年大会に続いて予選ワイルドカードを獲得した園部は、予選1回戦でヘイリー・バプティスト(アメリカ/同93位)を6-3,6-1で下し、トップ100から初勝利。続く予選決勝でもクリスティーナ・ブクサ(スペイン/同98位)に6-3,6-3とストレート勝ちし、ツアー本戦初出場を決めた。
そして、現地3日に行われた1回戦では、ユエ・ユアン(中国/同55位)に6-4,6-3で勝利し、ツアーデビュー戦を白星で飾っている。
2回戦ではグランドスラムで3度の準優勝経験のある元世界2位のジャバーと対戦。試合序盤では、園部の持ち味でもある攻撃的なプレーが冴えたものの、次第にジャバーもドロップショットで揺さぶりをかけ、園部に難しいショットを強いる。セット後半、ミスが重なってしまい3-6で第1セットを失った。
挽回したい園部は、第2セットでも一歩も引くことなく積極的な姿勢を貫く。中盤以降は、度々デュースになりプレッシャーがかかる場面をしのいで堂々とプレーした園部。だが、第8ゲームで痛恨のブレークを許して、そのまま3-6とストレートで敗れた。
敗れはしたものの、元世界2位のジャバーに対して真っ向勝負を仕掛けた園部。