杉山愛「一戦一戦をしっかり戦うことがファイナルへの一番の近道」
4月11日から13日にかけて東京・有明コロシアムで行われる女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」(BJK杯)ファイナル予選 グループA(日本/カナダ/ルーマニア)の前日会見が行われた。
【動画】BJK杯ファイナル進出へ有明コロシアムで練習する日本チーム
計18か国が参加するファイナル予選は、3か国ずつの計6つのグループに分けられ、総当たり戦が行われる。
昨年のBJK杯ファイナル(スペイン・マラガ)でベスト8だった日本を率いるのは、杉山愛監督。「ハーモニーというものもすごく大事にして、選手一丸となって戦えるメンバー」として、内島萌夏(安藤証券/世界ランク51位)や伊藤あおい(SBCメディカルグループ/同104位)、柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/同136位)、青山修子(近藤乳業/ダブルス同55位)、穂積絵莉(日本住宅ローン/ダブルス同51位)の5名を選出した。
11日の開幕前に、日本代表は会見に出席した杉山監督は、「良い調整がここ(有明コロシアム)に来てできていますし、(日本の初戦である12日に向けて)あと2日調整してベストの状態で臨みたい」とした。
カナダのレイラ・フェルナンデス(同26位)やルーマニアのトップ100である4人うち3人が欠場と上位選手を欠き、ランキングだけで見ると、日本が優位に立っているように見える。
しかし、「ランキングはあまり意味がないというか、試合になってみないと何が起こるかわからない」と団体戦の怖さがあるという杉山監督。
「地の利を生かしてチャンスをものにしたい気持ちが大きい。目の前の一戦一戦をしっかり戦うことがファイナルへの一番の近道。プレッシャーを感じる選手もいるが、そこも丸ごと楽しみながら一緒に解決して良い試合ができれば」と語った。
今大会の出場選手中、最もランキングの高い内島は、「エースの自覚はある、としておきます」と謙虚に語ったが、それも心強い味方がいるから。「(伊藤)あおいちゃんは今シーズンすごい調子がいいですし、(柴原)瑛菜ちゃんもマラガの団体戦でいいプレーをしている。
なお、試合は4月11日にカナダ対ルーマニア、12日に日本対ルーマニア、13日に日本対カナダが予定されている。
今大会は、男子のATPツアーや男子国別対抗戦「デビスカップ ファイナル予選1回戦 日本対イギリス」を配信しているU-NEXTが独占ライブ配信する。
▶【関連記事】19歳メンシク、ツアー初優勝「特別な意味を持つ」。敗れたジョコビッチ「彼には明るい未来があると確信」[マイアミ・オープン]
▶【関連記事】錦織圭、第1セット終了後に棄権。クレーコート・シーズン初戦は2回戦敗退[米男子クレーコート選手権]
▶【関連記事】17歳 園部八奏、地元テニスクラブが自身の原点「好きなようにプレーして自分のテニスを伸ばせた」。夢はないが今年の目標は「プロで優勝」