内山靖崇主催のITF大会「BLUE SIX OPEN」Week2


内山靖崇(積水化学工業/世界ランク209位)が主催するITFツアーの男子大会「BLUE SIX OPEN」(大阪・モリタテニスセンター靭/ITF M15)のシングルス準決勝とダブルス決勝が4月26日に行われた。

【画像】「BLUE SIX OPEN」4月26日のフォトアルバム

【画像】シングルス&ダブルス組み合わせ

今大会は、より大きなステージ、世界へ挑戦する選手の力になるため作られた国際大会。
現役を続ける内山にとっては、2021年から地元の北海道・札幌で開催している「Uchiyama Cup」(9月開催)2大会、昨年から東京・有明で開催している「BLUE SIX OPEN」(7月開催)2大会に続いての国際大会の実施となり、今年初めて大阪で2週連続開催している。

シングルスで先に決勝進出を決めたのが第5シードの今井慎太郎(エキスパートパワーシズオカ)。「しぶとくプレーして、ペースを外してくる」という山﨑純平(エキスパートパワーシズオカ)に対して、今井は好サーブを活かしてサービスキープをしていく。

「正直しっくりきていなかった」と自身の軸となるフォアハンドのミスヒットが多かったものの、「それでも自分から打つ姿勢を出さないと、もっとボールがいかなくなって、プレーもいい方向にいかない」と自分のプレーを貫く。

そのかいもあって、5-4の第10ゲームでこのセット8度目のブレークポイントをようやくものにして第1セットを先取。勢いに乗った今井が第2セットも1-1から5ゲームを連取して、決勝に駒を進めた。

昨年7月の「BLUE SIX OPEN」東京大会以来の優勝をかけて対戦するのが、高校の後輩で練習拠点も同じだった第1シードの高橋悠介(三菱電機)だ。

予選から勝ち上がってきた松田康希(イカイ)との準決勝では、第1セットを1-6で落とした高橋。「自分の良さを全然出せていなかったので、負けるにしてもこれではダメだと思った」と、第2セット以降は思い切りの良いフォアハンドで攻撃的にプレーする。

6-2でセットを奪い返し、最終セットでも先にブレークされる展開となったが、1ポイントが重くのしかかる中でも一歩も引くことなくラケットを振り抜いて勝利をつかんだ。

今井との決勝に向けて、「お互い手の内はよくわかっているので、とにかく自分のプレーを出すこと。相手もベストを尽くしてくるので、ガチンコ対決で引かずに押し切れたらいい」と意気込んだ。


なお、ダブルス決勝は河内一真(橋本総業ホールディングス)/徳田廉大(イカイ)と楠原悠介(伊予銀行)/野口政勝(ONE DROP)の対決に。各セット1度ずつブレークした河内/徳田が6-4,6-4で楠原/野口を下し、ペアとして3度目のITF大会決勝で初タイトルを獲得した。

26日に行われたシングルス、ダブルスの結果は以下のとおり。

<4月26日のシングルス準決勝試合結果>
○高橋悠介(三菱電機)[1] 1-6 6-2 7-6(5) ●松田康希(イカイ)[Q]
○今井慎太郎(エキスパートパワーシズオカ)[5] 6-4 6-1 ●山﨑純平(エキスパートパワーシズオカ)[PR]

<4月26日のダブルス決勝試合結果>
○河内一真(橋本総業ホールディングス)/徳田廉大(イカイ) 6-4 6-4 ●楠原悠介(伊予銀行)/野口政勝(ONE DROP)

※[ ]内の数字=シード数、Q=予選勝者、WC=主催者推薦、LL=ラッキールーザー、PR=プロテクトランキング
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