内山靖崇主催のITF大会「BLUE SIX OPEN」Week2


内山靖崇(積水化学工業/世界ランク224位)が主催するITFツアーの男子大会「BLUE SIX OPEN」(大阪・モリタテニスセンター靭/ITF M15)のシングルス決勝が4月27日に行われた。

【画像】「BLUE SIX OPEN」4月27日のフォトアルバム

【画像】シングルス&ダブルス組み合わせ

今大会は、より大きなステージ、世界へ挑戦する選手の力になるため作られた国際大会。
現役を続ける内山にとっては、2021年から地元の北海道・札幌で開催している「Uchiyama Cup」(9月開催)2大会、昨年から東京・有明で開催している「BLUE SIX OPEN」(7月開催)2大会に続いての国際大会の実施となり、今年初めて大阪で2週連続開催している。

シングルスで決勝に進んだのは、第1シードの高橋悠介(三菱電機)と第5シードの今井慎太郎(エキスパートパワーシズオカ)。ともにフォアハンドを軸に試合を作っていくプレースタイル。序盤では拮抗したラリー戦が見られた。

その中でペースをつかんだのが今井だった。「タイトな試合になるとわかっていた。その状況でどう質の高い状態を続けるか。自分にはまだギアを上げる余力があった」とストローク戦で押し込み、ネットプレーでポイントを決めにいく。計3度のブレークに成功した今井が6-3でセットを先取した。

これで流れを引き寄せた今井は、第2セットも先にブレークに成功。高橋に挽回を許さずに、6-3で試合を締めて、昨年7月の「BLUE SIX OPEN」東京大会以来となる通算15度目のITF大会のタイトルを獲得した。

2020年1月にはキャリアハイとなる世界290位を記録している今井だが、現在は572位。
今のままではチャレンジャー大会の予選に出場するためにも大会を選ばないと難しい。

それでも31歳ながらモチベーションは落ちていない。「怪我が続いてランキングを落としてしまった。出場する大会のグレードを上げるところからやっていかなければいけない。上(のグレード)にトライできるということだけでもモチベーションになる。そうやって目指せることを幸せに思って全力で頑張りたい」と、今大会の優勝をきっかけに、再びグレードの高い大会への出場を狙う。

27日に行われたシングルスの結果は以下のとおり。

<4月27日のシングルス準々決勝試合結果>
○今井慎太郎(エキスパートパワーシズオカ)[5] 6-3 6-3 ●高橋悠介(三菱電機)[1]

※[ ]内の数字=シード数
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