アルカラス、シナーの復帰を歓迎「テニス界、ファンにとっても彼がまたプレーできることは素晴らしい」


男子ツアー「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)に第3シードとして出場するカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)が5月8日、1回戦を前に記者会見に登場。ドーピング違反による3か月の出場停止処分が明ける第1シードのヤニック・シナー(イタリア/同1位)について、「願わくは決勝で彼と会いたい」と語った。


【動画】世界3位アルカラスと同8位デミノーの練習マッチの様子

今年最初のグランドスラムとなった全豪オープンを制した世界1位のシナーは、昨年3月に禁止薬物であるクロステボルが2度にわたって検出。チームのミスであると「部分的な責任」を認めて、2月9日から5月4日まで約3ヵ月の出場停止処分を受け入れた。そして、地元イタリアで今大会の第1シードとしてコートに戻ってくる。

シナーと昨年のグランドスラムを2つずつ獲得したアルカラスは、「彼がまたこの場に戻ってきたのはうれしい。3か月の離脱は彼にとってきっとタフなものだったと思うが、ホームであるここローマで復帰するのは最高の場所だろう。テニス界、ファンにとっても彼がまたプレーできることは素晴らしい」とシナーの復帰を歓迎した。

シナーがトップハーフ、アルカラスがボトムハーフと対戦があるとするなら決勝。「願わくは決勝で彼と会いたい。でも今は彼や彼のチームがここにいるのを見ているだけでうれしいよ」と対戦を待ち望んだ。

アルカラス自身は、左太ももの負傷により「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)を欠場。ケガの回復に集中し、今大会そして全仏オープンに向けて調子を整えた。

「ここでプレーするのは2度目。
ここまでの練習も素晴らしく、調子も良くて大会を始める準備は100%。明日が待ちきれない」

約3週間ぶりとなる実戦。初戦では1回戦で西岡良仁(ミキハウス/同74位)を7-5,6-1で下した予選勝者のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア/同131位)と対戦する。

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