日比野菜緒、敗戦寸前から逆転勝ちで7度目の全仏オープン本戦へ
グランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス予選が現地5月22日に行われ、日比野菜緒(ブラス/世界ランク200位)が3年連続7度目の本戦入りを果たした。
【画像】日本女子8名が出場「全仏オープン」女子シングルス予選組み合わせ
5日間にわたって行われ、3試合を勝ち抜いた選手が本戦への切符を手に入れることができる全仏オープン予選。
同大会7度目の本戦入りを目指す日比野。予選2回戦では、2019年全米オープン女王である予選第17シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ/同102位)を2-6,7-6(5),6-4の逆転で破り、本戦入りに王手をかけていた。
この日は、予選第12シードのエラ・ザイデル(ドイツ/同114位)と対戦。第1セットではサービスゲームで常にピンチを背負い、苦しい展開のまま2-6で落としたが、第2セット以降はしぶとく返球してチャンスを待つ。
互いに2度ずつブレークして迎えた4-5の第10ゲームで2本のマッチポイントをしのぎ、直後に0-40のチャンスを活かして7-5で第2セットを奪う。最終セットでもブレーク合戦が続いたものの、第9ゲームで4度目のブレークに成功して6-4。3年連続7度目の本戦入りを決めた。
また、雨で順延となっていた予選2回戦で、本玉真唯(安藤証券/同201位)は予選第22シードのフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス/同113位)と対戦。第1セットを6-2で先取したものの、第2セット以降はサービスキープに苦労し、3-6,4-6の逆転負けを喫した。
<5月22日の日本人女子試合結果>
【予選決勝】
○日比野菜緒(ブラス/同200位) 2-6 7-5 6-4 ●エラ・ザイデル(ドイツ/同114位)[12]
【予選2回戦】
●本玉真唯(安藤証券/同201位) 6-2 3-6 4-6 ○フランチェスカ・ジョーンズ(イギリス/同113位)[22]