日比野菜緒、グランドスラム初の3回戦進出ならず

「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス2回戦が5月29日に行われ、予選から勝ち上がっている日比野菜緒(ブラス/世界ランク196位)は、ヘイリー・バプティスト(アメリカ/同70位)に3-6,2-6のストレートで敗れて2回戦敗退となった。

【画像】「全仏オープン」女子シングルス組み合わせ

30歳の日比野は、今季ランキングが下降したこともあり、ツアー下部大会を戦う苦しい状況が続いた。
しかし、今大会の予選では2019年全米女王のビアンカ・アンドレスク(カナダ)などを破って本戦の切符を獲得。3年連続7度目の本戦出場となった。

内島萌夏(安藤証券/同61位)との1回戦では気迫のこもったプレーを披露し、6-1,7-5で勝利。2021年ウィンブルドン以来、4年ぶりとなるグランドスラム白星を手にした。

2回戦では自己最高ランク70位を記録しているバプティストと対戦。試合開始から力強いショットを持つ相手をかわすように変化を加えていく日比野だったが、自身にもミスが続いてしまい第4、第6ゲームを落として1-5とビハインド。仕切り直してコート深くへ配球したボールを続けて、ブレーク1つ返したものの3-6でセットを落とした。

第2セット、左脚を気にするそぶりを見せる日比野。尻上がりに調子が良くなるバプティストの攻撃をしのぎ切ることができずに、2ブレークを許して2-6。初めてのグランドスラム3回戦進出とはならなかった。

3回戦でバプティストは、ジェシカ・ブザス・マネイロ(スペイン/同68位)とロビン・モンゴメリー(アメリカ/同115位)の勝者と対戦する。
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