サバレンカ、世界7位ジェンにストレート勝ちしベスト4
「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス準々決勝が6月3日に行われ、第1シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク1位)は、第8シードのジェン・チンウェン(中国/同7位)を7-6(3),6-3で下し、2年ぶりに準決勝進出を果たした。
【動画】サバレンカ、力強いストロークを活かした柔らかなドロップショット披露
27歳のサバレンカは、今年1月の全豪オープンでは3連覇を逃したものの、WTA1000マイアミで優勝。
クレーコート・シーズンでもWTA1000マドリードを制して、世界1位をキープしている。8年連続出場となった全仏オープンは2023年にベスト4、昨年はベスト8となっており、今大会でのタイトル獲得を狙う。
ここまで、1回戦でカミラ・ラヒモワ(同86位)、2回戦でジル・タイヒマン(スイス/同97位)、3回戦でオルガ・ダニロビッチ(セルビア/同34位)4回戦で第16シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ/同16位)をいずれもストレートで勝利しているサバレンカ。準々決勝では過去6勝1敗としているものの、前哨戦のWTA1000ローマで敗れているジェンと対戦となった。
第1セット、ローラン・ギャロスの地でパリ五輪金メダルを獲得しているジェンが、積極的に攻撃し先にブレーク。伸びのあるショットでサバレンカを苦しめる。
しかし、第8ゲームで連続のダブルフォールトをきっかけに、サバレンカがブレークに成功。ジェンは流れを自ら手放すこととなり、サバレンカが盛り返すと、タイブレークでも勢いを止められず、1時間14分の末にサバレンカが7-6(3)でセットを奪った。
大事な第1セットを奪ったサバレンカは、第2セットでもスライスやドロップショットなど小技を使って相手の体勢を崩す。リズムを乱したジェンの隙を突くように、第5ゲームでブレークに成功した。直後には追いつかれたものの、再びリードを奪うとジェンに挽回を許さず。5-3でこのセット3度目のブレークに成功し、ストレート勝ちを収めた。
準決勝では、大会4連覇を狙う第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/同5位)と第13シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同14位)の勝者と対戦する。
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