シフィオンテク、2022年から全仏26連勝! ストレート勝ちで4強入り


「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス準々決勝が6月3日に行われ、第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク5位)が第13シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同14位)を6-1,7-5で下し、ベスト4入りを果たした。

【動画】シフィオンテク、キレキレのスライスサーブでエースを奪って4強入り決める

シフィオンテクは、今季4度のベスト4入りもいまだタイトルはなし。
得意のクレーコート・シーズンでも苦戦が続き、2022年2月以来の5位以下となった。

史上初の大会4連覇を狙う今大会は、1回戦でレベッカ・スラムコワ(スロバキア/同42位)、2回戦でエマ・ラドゥカヌ(イギリス/同41位)、3回戦でジャケリン・クリスチャン(ルーマニア/同60位)を危なげなく下して16強。4回戦では、第12シードのエレナ・ルバキナ(カザフスタン/同11位)に1-6,6-3,7-5の逆転勝利を収めて、山場を乗り越えた。

6年連続での準々決勝となったこの日は、第13シードのスビトリーナと対戦。

第1セット、積極的な姿勢を見せるのはスビトリーナ。準々決勝で3本のマッチポイントをしのいで、昨年準優勝のジャスミン・パオリーニ(イタリア/同4位)を破った鋭いショットが、次々と放たれる。

だが、全仏オープン3連覇中のシフィオンテクも押されず、ボールを持ち上げて高い弾道で、コート深くに返球。堅い守備でラリー戦に持ち込む。そして、浮いたボールを引き出して、逃さずに高い打点で捉えてウィナーを奪っていく。このパターンがはまり、1-1から5ゲームを連取したシフィオンテクが6-1でセットを奪った。

第2セットではスビトリーナも挽回して、拮抗した戦いに。シフィオンテクはミスが出ながらも、コートを広く使って相手を動かしていく。
互いに1度ずつブレークして迎えたセット終盤、5-5で貴重なチャンスを活かしたシフィオンテクが、最後は3本のサービスエースを奪って7-5とストレート勝利で4強入り。2022年から全仏オープンマッチ26連勝となった。

準決勝で全仏オープン初制覇を目指す第1シードのアリーナ・サバレンカ(同1位)と対戦する。
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