ガウフ、キーズとのアメリカ勢対決を制して2年連続の4強
「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス準々決勝が6月4日に行われ、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ/世界ランク2位)は第7シードのマディソン・キーズ(アメリカ/同8位)を6-7(6),6-4,6-1の逆転で下して、2年連続3度目のベスト4入りを果たした。
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21歳のガウフは、前哨戦のWTA1000マドリードとローマで準優勝。
2022年に準優勝している全仏オープンは、6年連続出場。昨年はベスト4だった。
前哨戦の好調そのままに、今大会も初戦でオリビア・ガデッキ(オーストラリア/同91位)、2回戦で予選勝者のテレザ・バレントワ(チェコ/同172位)、3回戦でマリー・ボウズコワ(チェコ/同47位)、4回戦で第20シードのエカテリーナ・アレキサンドロワ(同20位)に1セットも失うことなく準々決勝進出している。
過去2勝3敗と負け越しており、今年の全豪女王であるキーズとの対戦となった準々決勝。試合序盤、リターンから積極的に攻めるキーズに対して、ガウフにアンフォーストエラーが増えてサービスキープできず、2ブレーク差にリードを広げられてしまう。
我慢強くプレーし、キーズからミスを引き出して1-4から猛追。4ゲーム連取で追いついたが、5-4でのセットポイントを逃すと、あと1本が奪えず。タイブレークでキーズもしぶとさを見せて7-6(6)で取り切った。
第2セットもお互いにラリーの主導権を握ろうとリターンから積極的に攻撃。ガウフが先に2ブレークしたものの、キーズも伸びのあるストロークを放って追いつく。だが、セット終盤の4-4で貴重なブレークに成功したガウフが6-4でセットを奪い返す。
勝負の最終セット、勢いに乗るガウフが第1ゲームでショットの精彩を欠いたキーズからいきなりブレーク。
さらに、堅実なプレーで相手を揺さぶりリードを広げ、計3度のブレークに成功し6-1と、昨年に続いてベスト4入りを果たした。
準決勝では、第6シードのミラ・アンドレーワ(同6位)とワイルドカード(主催者推薦)で出場のロイス・ボワソン(フランス/同361位)の勝者と対戦する。
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