世界361位ボワソンの快進撃止まらず！トップ10に連勝しグランドスラム初出場で4強[全仏オープン]
画像（1枚）

世界361位ボワソンがグランドスラム初出場で4強


「全仏オープン」（フランス・パリ）女子シングルス準々決勝が6月4日に行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場の世界361位、ロイス・ボワソン（フランス）が、第6シードのミラ・アンドレーワ（同6位）を7-6(6),6-3で破り、グランドスラム初出場で準決勝進出を果たした。

【動画】ボワソン トップ10に連勝し4強！勝利の瞬間、コートに倒れこむ

22歳のボワソンは、昨年5月に左膝の前十字靭帯を断裂し、今年2月に復帰。
ワイルドカードを獲得し今大会を迎え、グランドスラム初出場となった。

1回戦でエリーゼ・メルテンス（ベルギー／同24位）、2回戦でアンヘリーナ・カリニナ（ウクライナ／同113位）、3回戦でエルサ・ジャケモ（フランス／同138位）を破ると、4回戦では世界3位のジェシカ・ペグラ（アメリカ）を逆転で下す金星を挙げて8強入り。18歳ながら世界6位のアンドレーワとの準々決勝を迎えた。

第1セット、アンドレーワは丁寧な配球でミスを引き出してリードを奪う。しかし、地元ファンの背にボワソンも奮闘。フォアハンドを軸に積極的な姿勢を見せて挽回する。互いに2度ずつブレークして迎えた6-5で、3本のセットポイントを活かせなかったボワソンだが、タイブレークを制して7-6(6)でセットを先取した。

第2セットも互いのサービスゲームでデュースにもつれる接戦。アンドレーワが1ブレークし3-0とリードする。だが、後ろに下がらず速いテンポで攻撃する中でミスが連発。サーブを打つ際には度々声が出て、審判が制止するほど完全アウェイの中、ムードが一変するとボワソンが3度のブレークに成功。6ゲーム連取でストレート勝ちを収めて、グランドスラム初出場で4強入りを決めた。


準決勝では第2シードのココ・ガウフ（アメリカ／同2位）と対戦する。
編集部おすすめ