サバレンカ、シフィオンテクを撃破!グランドスラム3大会連続で決勝へ
「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス準決勝が6月5日に行われ、第1シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク1位)は、大会3連覇中だった第5シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/同5位)を7-6(1),4-6,6-0で破り、決勝進出を果たした。
【動画】サバレンカ、3連覇中のシフィオンテクを撃破し全仏OP初の決勝へ 勝利の瞬間
27歳のサバレンカは、今年1月の全豪オープンでは3連覇を逃したものの、WTA1000マイアミで優勝し、クレーコート・シーズンでもWTA1000マドリードを制して今大会に突入。
対する23歳のシフィオンテクは、今季4度のベスト4入りもいまだタイトルはなく、2022年2月以来の5位以下に。女子で史上初の4連覇を狙う今大会は、4回戦のエレナ・ルバキナ(カザフスタン/同11位)戦でセットを失ったものの、勝負強さを発揮し準決勝まで勝ち上がってきた。
直接対決では、シフィオンテクの8勝4敗。最後の対戦は昨年8月のWTA1000シンシナティでサバレンカが6-3,6-3で勝利しており、今季最初の対戦となった。
この日の試合では、サバレンカがリターンから厳しいショットを放って、プレッシャーをかけて幸先よくブレークに成功。先手を取り、2ブレークアップの4-1にリードを広げる。
シフィオンテクも徐々に対応しだすと、相手を揺さぶってポイントを次々と獲得。3連覇中の女王を応援する声もあって流れも一変し、2ブレーク差を追いついた。だが、その後ブレークし合って突入したタイブレークで、シフィオンテクにミスが重なり、7-6(1)でサバレンカがセットを先取した。
4度ずつブレークのあった第1セットに続いて、第2セットも互いにブレークスタート。その中、精度に苦しむサバレンカのサーブを叩いたシフィオンテクが、第3ゲームでリードを奪う。
互角の勝負を繰り広げていた両者だが、最終セットは一方的な展開に。第2ゲームでサバレンカがブレークすると、取り返したいシフィオンテクにミスが連発。サバレンカが6ゲームを連取して、全仏オープンで初めての決勝に駒を進めた。
決勝では、第2シードのココ・ガウフ(アメリカ/同2位)とワイルドカード(主催者推薦)で出場し快進撃を続けているロイス・ボワソン(フランス/同361位)の勝者と対戦する。