全仏オープン車いすテニス
「全仏オープン」車いすテニスの男女シングルス準々決勝が行われ、男子の小田凱人(東海理化/世界ランク1位)、女子の上地結衣(三井住友銀行/女子同1位)がベスト4入りを果たした。
【画像】全仏オープン車いすテニス男子シングルス4強は小田凱人ら上位4シード
19歳の小田は、2023年の全仏オープンでグランドスラム初優勝を飾り、史上最年少での世界1位に。
大会3連覇を狙う今大会は、1回戦でベテランのステファン・ウデ(フランス/同6位)を下して準々決勝に進出している。
この日行われたダニエル・カベルザスチ(スペイン/同7位)との準々決勝では、第1セットを6-2で奪ったものの、第2セットは計3度のブレークを許して5-7でセットを失う。それでも最終セットは、相手のダブルフォールトでブレークに成功すると、一気に6ゲームを連取しフルセットで撃破した。
これでパリ・パラリンピックでの戦いも含めてローラン・ギャロスでの連勝記録を15に伸ばした小田。準決勝では第3シードのマーティン・デラプエンテ(スペイン/同3位)と対戦する。
また、女子では今年の全豪オープンで5年ぶりにグランドスラム制覇を成し遂げた上地が登場。単複制覇したパリ・パラリンピック以来となるローラン・ギャロスに戻ってきた初戦、地元フランスのポリーヌ・デルレード(フランス/女子同15位)に2ゲームしか失わずに快勝した。
リジー・デグリーフ(オランダ/女子同10位)との準々決勝では、第1セットで4度、第2セットで3度のブレークに成功して6-3,6-2で4強入りを決めた。
準決勝では、リー・シャオフイ(中国/女子同4位)と対戦する。