伊藤あおい、逆転負けでウィンブルドン初戦敗退


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス1回戦が6月30日に行われ、グランドスラム初出場の伊藤あおい(SBCメディカルグループ/世界ランク108位)は、カミラ・ラヒモワ(同80位)に7-5,3-6,2-6の逆転負けを喫して初戦敗退となった。

【画像】大坂なおみら日本人女子3名が出場「ウィンブルドン」女子シングルス組み合わせ

21歳の伊藤は、昨季383位でスタートしたが、着実にランキングを上昇。
10月に開催された「木下グループ・ジャパン・オープン」(大阪・靭テニスセンター/WTA250)でWTAツアーデビュー戦ベスト4の好成績を残した。今年5月には自己最高ランクとなる100位を記録。今大会でグランドスラムの本戦ストレートインで出場することとなった。

初戦の相手は世界80位のラヒモワ。試合の立ち上がり、伊藤の持ち味でもあるループボールやスライスを使ったショットに、ラヒモワはしっかり体勢を整えて力のあるボールを放つ。早々にブレークされた伊藤は、第7ゲームでもサービスゲームを破られて2-5とされる。

しかし、自身のプレースタイルを崩さず、ラリーのテンポに変化を加えて相手のリズムを乱す伊藤。ラヒモワのミスが連発し、一気に5ゲームを連取して7-5で第1セットを奪う。

続く第2セット、3本のダブルフォールトが出てしまった伊藤は、第1セットと同様に第1ゲームを落として先行される。追いかける展開で2度のブレークに成功したものの、サービスキープに苦しんで計4度のブレークを許して3-6で失った。

勝負の最終セットは、ラヒモワも落ち着きを取り戻してミスが減少。伊藤は2-1から5ゲームを連取されて2-6と逆転負け。
グランドスラム・デビュー戦での白星とはならなかった。

ウィンブルドンで初勝利を挙げたラヒモワは、2回戦で第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア/同5位)と対戦する。
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