望月慎太郎 見事な逆転勝ちでグランドスラム初勝利


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)男子シングルス1回戦が7月1日に行われ、予選勝者の望月慎太郎(木下グループ/世界ランク144位)は、同じく予選勝者のジュリオ・ゼッピエリ(イタリア/同351位)を2-6,3-6,6-3,7-6(6),7-5と2セットダウンから逆転勝ちを収めて、グランドスラム初勝利を挙げた。

【動画】望月慎太郎が4度目のグランドスラム本戦出初白星!勝利の瞬間

22歳の望月は、予選3試合を勝ち抜いて2年ぶり2度目のウィンブルドン本戦入りの切符を獲得。
直前に開催された芝でのチャレンジャー大会でベスト4、準優勝という好調を維持している。

昨年の全仏オープン以来、グランドスラム4度目の本戦。1回戦の相手は、望月と同じく予選を勝ち上がったゼッピエリとなった。

6月30日に始まった試合は、序盤から望月はサービスキープに苦しんで第1セットを2-6、第2セットを3-6で落としてしまう。しかし、効果的にポイントを奪えていたネットプレーを続けてリズムを取り戻すと、第3セットを6-3、第4セットをタイブレークの末に7-6(6)で奪って試合を振り出しに。ここで日没順延となり、翌日に試合が持ち越された。

この日行われた最終セットで望月は、度々ピンチを迎えたが、ネットプレーとコースを突いた丁寧なストロークでサービスキープ。6-5の第12ゲームでゼッピエリのショットが乱れてマッチポイントを握ると、最後はフォアハンドのリターンエースを決めて、グランドスラムで初白星を手にした。

2日がかりの熱戦を制した望月は、2回戦で第17シードのカレン・ハチャノフ(同20位)と対戦する。
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