西岡良仁、2年連続2回戦進出ならず
「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)男子シングルス1回戦が7月1日に行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク82位)は、第19シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同21位)に2-6,3-6,4-6のストレートで敗れ、2回戦進出とはならなかった。
【画像】西岡良仁、望月慎太郎が出場「ウィンブルドン」男子シングルス組み合わせ
29歳の西岡は、2月の男子国別対抗戦「デビスカップ」以降、左肩や腰の負傷により満足にプレーできず苦しい戦いが続いている。
ウィンブルドンは、5年連続8度目の出場。最高成績は2021、2024年の2回戦となっている。今大会の初戦の相手となるのが、第19シードのディミトロフ。過去3度の対戦ではディミトロフが3連勝しており、芝コートでの対戦は初となる。
第1セット、最初のサービスゲームでブレークされた西岡は挽回したいところだが、ディミトロフの精度の高いサーブにチャンスを作れない。このセットだけで10本のサービスエースを奪ったディミトロフが第8ゲームもブレークし、西岡は2-6でセットを失った。
続く第2セットもディミトロフのサーブを前に、リターンゲームではなすすべがない。ラリー戦では食らいついて、自身のサービスゲームをキープしていく西岡だが、セット終盤の第8ゲームでピンチを迎えた。ワイドサーブでディミトロフをコートの外に追い出したが、コートの外からスライスのリターンエースを決められて痛恨の被ブレーク。3-6でセットを落として、2セットダウンとされた。
挽回したい西岡は、第3セットでディミトロフのサーブスピード、コースに対応し始めたものの、チャンスを握るには至らず。要所を締められると、4-4の第9ゲームで痛恨のブレークを許してそのまま4-6。
同大会11度目の2回戦に進んだディミトロフは、次戦でコランタン・ムーテ(フランス/同69位)と対戦する。