大坂なおみ ウィンブルドン初の4回戦進出ならず
「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス3回戦が7月4日に行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク53位)は、アナスタシア・パブリチェンコワ(同50位)に6-3,4-6,4-6のフルセットで敗れ、同大会初の4回戦進出とはならなかった。
【画像】大坂なおみら日本人女子3名が出場「ウィンブルドン」女子シングルス組み合わせ
27歳の大坂は、2年連続5度目の出場。
3回戦の相手は、直接対決で2勝1敗としているパブリチェンコワ。2021年全豪オープン以来の対戦となったこの日の試合は、序盤から大坂が3ゲームを連取する。効果的なサーブが決まるだけでなく、ラリー戦でも丁寧に動かしていく。
パブリチェンコワも挽回し、一度は追いつかれた大坂だが、気持ちを途切れさせることなく第8ゲームで再びリード。続くサービング・フォー・ザ・セットの第9ゲームではサービスエースを連続で決めて6-3でセットを先取する。
第2セットは先にパブリチェンコワがリードするが、大坂も我慢強くプレー。第4ゲームでのピンチをしのぐと、直後の第5ゲームでブレークバックし相手に傾きかけた流れを止める。しかし、パブリチェンコワが大坂のサーブに対応しリターンから攻撃。4-5で痛恨のブレークを許してセットを失った。
勝負の最終セット、大坂はパブリチェンコワのプレッシャーを受けてファーストサーブの確率が落ちると、セカンドサーブを叩かれて最後はダブルフォールトで第2ゲームをブレークされる。
ウィンブルドンで9年ぶりに4回戦進出を果たしたパブリチェンコワは、次戦でソナイ・カータル(イギリス/同51位)と予選から勝ち上がっているディアン・パリー(フランス/同118位)の勝者と対戦する。